老犬の車椅子レンタル|料金相場・購入との違い・使うタイミングを解説

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「老犬に車椅子を使わせたいけれど、いきなり購入するのは不安」
「レンタルと購入、どちらがうちの子に合っているのか分からない」
「車椅子って、歩けなくなってから使うものなの?」

このように悩んでいる飼い主さんは多いと思います。

結論から言うと、老犬の車椅子は「歩けなくなってからの最終手段」だけではなく、足腰が弱ってきた段階で歩行を支えるための選択肢にもなります。

ただし、犬の体格や症状に合わないものを使うと、かえって負担になることもあるため、最初から購入するのが不安な場合はレンタルで試すのも現実的です。

短期利用やお試しならレンタル、長く使う前提で体にしっかり合わせたいなら購入やオーダーメイドも検討、という考え方がしやすいです。

この記事では、老犬の車椅子レンタルについて、使うタイミング、メリット・デメリット、購入との違い、料金相場、選び方までまとめます。

※獣医師さんのコラム、犬用車椅子の専門店・レンタルサービスの公式情報などを参考にしながら、飼い主目線で分かりやすくまとめています。参照元はこちら。

この記事でわかること

・老犬が車椅子を使うタイミング
・車椅子レンタルのメリット・デメリット
・レンタルと購入の違い
・犬用車椅子のレンタル料金相場
・購入する場合の価格相場
・二輪、四輪、あご乗せタイプの選び方
・レンタル前に確認したい注意点

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老犬の車椅子レンタルは「試してから決めたい」時に向いている

老犬の車椅子レンタルは、購入前に愛犬に合うか試したい時に向いています。

犬用車椅子は、体のサイズ、足の状態、筋力、姿勢、性格によって合う・合わないが出やすい介護用品です。

写真で見るとよさそうに見えても、実際に乗せてみると怖がることもありますし、サイズが少し合わないだけで歩きにくそうにすることもあります。

そのため、

・使ってくれるか分からない
・短期間だけ使いたい
・購入前に試したい
・術後や一時的なリハビリで使いたい
・高額な車椅子をいきなり買うのが不安

という場合は、レンタルから始めると失敗を減らしやすいです。

特に老犬の場合、体調や筋力は日によって変わります。

「今の状態で使えるか」 「散歩中に嫌がらないか」 「飼い主が装着しやすいか」

こうした部分を確認できるのは、レンタルの大きなメリットです。

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犬用車椅子は「歩けなくなってから」だけのものではない

犬用車椅子というと、完全に歩けなくなった犬が使うものというイメージがあるかもしれません。

でも実際には、足腰が弱ってきた段階で歩行を補助するために使うこともあります。

キュティア老犬クリニックの獣医師さんのコラムでは、犬の車いすはヘルニアやDMなどで麻痺がある時だけでなく、筋肉量の低下や平衡感覚が保ちにくくなった時の「歩行補助器具」として、早期から使う選択肢があると紹介されています。

車椅子は、ただ犬を乗せて運ぶものではありません。

体幹を支え、後ろ足を突っ張って無理に体を支える状態を減らし、膝や股関節を動かしやすくするサポートになる場合があります。

つまり、老犬の車椅子は「もう歩けないから使うもの」ではなく、

・ふらつきが増えた
・散歩中にすぐ座り込む
・後ろ足が流れる
・立っている姿勢が不安定
・転びやすくなった
・歩きたい気持ちはあるのに体がついてこない

こうした時に、歩く力を補うための道具として考えることができます。

もちろん、すべての老犬に必要なわけではありません。

病気や痛みが隠れている場合もあるため、急に歩けなくなった、足を引きずる、痛がる、ナックリングがある、麻痺が疑われるといった場合は、まず動物病院で相談してください。

 

老犬の足に力が入らない原因については、こちらの記事でもまとめています。

老犬の足に力が入らない原因と対処法 実体験を交えて解説
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老犬に車椅子を使うメリット

自分の足で動ける時間を増やしやすい

車椅子の一番大きなメリットは、愛犬が「自分で動く」時間を作りやすいことです。

足腰が弱ってくると、散歩に行きたくても歩けない、立ち上がれない、すぐ疲れるという場面が増えてきます。

そうなると、どうしても寝ている時間が長くなり、筋力も落ちやすくなります。

車椅子で体を支えられると、前足や動かせる足を使って歩けることがあります。

すべての犬に同じような変化が出るわけではありませんが、散歩や室内移動への意欲が戻る子もいます。

寝たきり予防や気分転換につながることがある

老犬にとって、外の空気を吸うことや、立った姿勢で周りを見ることは大きな刺激になります。

歩く距離が短くても、玄関先に出る、家の周りを少し歩く、庭で立つだけでも気分転換になることがあります。

寝ている時間が増えてきた子にとって、車椅子は「散歩を続けるための補助」として役立つ場合があります。

また、立った姿勢を保てることで、床ずれ予防や介助負担の軽減につながるケースもあります。

 

床ずれが気になる場合はこちらも参考にしてください。

老犬の床ずれ対策|初期症状と治し方・予防ケア
老犬の床ずれは、早期発見と予防が大切です。初期症状、受診の目安、何時間おきに寝返りすべきか、ワセリンやキズパワーパッドの注意点、マットや手作りパッドの選び方をわかりやすく解説します。

 

飼い主の介護負担を軽くできる場合がある

足腰が弱った老犬を毎回抱き上げたり、支えながら歩かせたりするのは、飼い主さんにとってもかなり大変です。

特に中型犬・大型犬になると、排泄や移動のたびに支えるだけでも体力を使います。

車椅子が合えば、立つ姿勢や移動をサポートできるため、飼い主さんの腰や腕への負担が軽くなることもあります。

もちろん、装着や調整の手間はあります。

それでも「支え続ける介護」から少しでも解放される場面があるなら、検討する価値はあると思います。

 

実際に車椅子を使って感じたメリットは、こちらにまとめています。

老犬に車椅子はかわいそう?19歳老犬に使って分かった本当のメリット
老犬に車椅子を使うのはかわいそう?19歳柴犬に実際に使って感じたメリット、導入前の不安、生活リズムや介護負担の変化を体験談で解説します。

 

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老犬の車椅子レンタルのメリット

購入前に愛犬に合うか試せる

レンタルの最大のメリットは、購入前に実際に試せることです。

犬用車椅子は、サイズだけでなく、犬の性格や慣れやすさも重要です。

慎重な子や怖がりな子の場合、最初は車椅子を嫌がることがあります。

レンタルであれば、購入前に

・装着を嫌がらないか
・歩けそうか
・体に当たって痛そうな場所はないか
・飼い主が扱いやすいか

を確認できます。

短期間だけ使いたい時に向いている

術後のリハビリや、一時的な歩行補助として使いたい場合は、購入よりレンタルの方が現実的なことがあります。

犬用車椅子は保管場所も必要です。

短期間しか使わない可能性があるなら、必要な期間だけ借りられるレンタルは便利です。

初期費用を抑えやすい

犬用車椅子は、購入すると数万円から十数万円になることがあります。

特にオーダーメイドや大型犬用、四輪タイプになると高額になりやすいです。

レンタルでも初期費用や送料はかかりますが、いきなり購入するより費用を抑えて試しやすい場合があります。

 

老犬の車椅子レンタルのデメリット

新品ではない場合がある

レンタル品は、中古パーツや使用済みの車椅子を調整して貸し出すサービスもあります。

そのため、使用感、傷、塗装のはがれ、色の違いなどがある場合があります。

機能に問題がなくても、見た目の新品感を重視する場合は気になるかもしれません。

サイズや在庫が合わないことがある

犬用車椅子は、体格に合うことがとても大切です。

レンタルサービスによっては、既存のパーツを調整して貸し出すため、希望サイズが貸出中だったり、特殊な体型の子はレンタル対象外になることもあります。

胴長、短足、体重が重い、背中が大きく曲がっているなどの場合は、事前に相談した方が安心です。

長く使うと購入より高くなることもある

レンタルは短期利用には便利ですが、何ヶ月も使う場合は、合計費用が購入価格に近づくことがあります。

長期で使う見込みがあるなら、数ヶ月レンタルして様子を見たあと、購入に切り替えるか検討するとよいです。

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老犬の車椅子レンタル料金の相場

犬用車椅子のレンタル料金は、サイズ、二輪・四輪、期間、初期費用、送料によって変わります。

目安としては、月額数千円から1万円前後で借りられるサービスが多いです。

たとえば、はな工房では、二輪車椅子のレンタルが初期費用11,000円〜14,300円、月額2,860円〜3,740円程度。三輪車椅子は初期費用18,700円〜22,000円、月額3,960円〜4,840円程度と案内されています。

芦屋バティーズでは、新規申込金3,300円に加え、二輪車椅子は1週間4,400円〜6,600円、1ヶ月5,500円〜7,700円程度。四輪車椅子は1週間6,600円〜8,800円、1ヶ月7,700円〜9,900円程度です。

わんワークでは、小型犬用の二輪歩行器が5,500円、中型犬用が6,600円、送料2,000円を目安に案内されています。

ただし、料金は変更されることがあります。

実際に申し込む時は、

・初期費用
・月額料金
・送料
・返却送料
・延長料金
・キャンセル料
・日割りの有無
・破損や紛失時の費用

まで確認しておくと安心です。

 

犬用車椅子を購入する場合の相場

購入する場合の価格は、既製品かオーダーメイドか、二輪か四輪か、犬のサイズによって大きく変わります。

安価な既製品であれば1〜2万円台から見つかることもありますが、サイズ調整や安定感、耐久性はよく確認したいところです。

専門店のオーダーメイドやK9車椅子などでは、数万円から十数万円、サイズによっては20万円前後になることもあります。

芦屋バティーズのK9車椅子販売価格では、二輪タイプで82,500円〜165,000円、四輪タイプで104,500円〜203,500円程度と案内されています。

購入が向いているのは、

・長期間使う可能性が高い
・体にぴったり合わせたい
・毎日使う予定がある
・レンタル品ではサイズが合いにくい
・新品を使いたい

という場合です。

一方で、使う期間が読めない、犬が慣れるか分からない、まず試したいという場合は、レンタルから始める方が安心なこともあります。

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二輪・四輪・あご乗せはどう選ぶ?

後ろ足が弱いなら二輪タイプ

後ろ足の力が弱っているけれど、前足はしっかりしている場合は、二輪タイプが候補になります。

二輪タイプは、主に後ろ足をサポートする車椅子です。

前足で歩く力が残っている子には使いやすいことがあります。

ただし、前足にも不安がある場合や、体幹がかなり弱っている場合は、二輪では支えきれないこともあります。

前足や体全体も弱いなら四輪タイプ

前足も弱っている、立っている姿勢を保ちにくい、体全体の筋力が落ちている場合は、四輪タイプが候補になります。

四輪タイプは、体全体を支えやすいのが特徴です。

寝たきりに近い子や、立つ姿勢を保つこと自体が難しい子では、四輪タイプの方が合う場合があります。

ただし、四輪は構造が大きくなる分、サイズ調整や置き場所も考える必要があります。

首が下がる子はあご乗せも検討

老犬になると、首を上げているのがつらくなり、頭が下がってしまう子もいます。

そのような場合は、あご乗せクッション付きの車椅子が役立つことがあります。

あごを支えることで姿勢を保ちやすくなり、前に倒れ込む負担を減らせる場合があります。

ただし、気管や首まわりに不安がある子は、自己判断せず、獣医師さんや車椅子専門店に相談しながら選ぶと安心です。

 

車椅子レンタル前に確認したいこと

車椅子をレンタルする前に、次の点を確認しておきましょう。

・かかりつけの獣医師さんに相談したか
・二輪か四輪か、状態に合っているか
・採寸方法が分かりやすいか
・写真や動画で相談できるか
・到着後の調整サポートがあるか
・返却送料や延長料金はいくらか
・レンタル中の破損対応はどうなるか
・購入へ切り替えられるか
・室内用か屋外用か
・あご乗せや足ホルダーなどのオプションがあるか

特に大切なのは、採寸とサポートです。

車椅子はサイズが合わないと、歩きにくいだけでなく、体に当たって痛みや擦れにつながることがあります。

「だいたいこのサイズで大丈夫そう」ではなく、専門店の採寸方法に沿って測り、不安があれば写真や動画で相談するのがおすすめです。

はな工房のレンタルは、中古部品を使いますがオーダーメイド、そして到着後の調整サポートもあるようです。

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レンタルか購入か迷った時の考え方

レンタルと購入で迷った時は、まず「どのくらい使う予定か」と「愛犬に合うか分かっているか」で考えると整理しやすいです。

短期間だけ使いたい、購入前に試したい、愛犬が嫌がらないか確認したい場合はレンタルが向いています。

一方で、毎日長く使う予定がある、体にぴったり合わせたい、介護の中心アイテムとして使いたい場合は購入も候補になります。

ただ、最初から正解を決めなくても大丈夫です。

まずは動物病院で相談する。 車椅子専門店に写真や動画を送ってみる。 レンタルで1ヶ月だけ試してみる。

このように小さく始めるだけでも、愛犬に合う選択が見えてきます。

老犬介護は、状態が少しずつ変わります。

「今のうちの子に合うかどうか」で考えていくことが大切です。

 

まとめ|老犬の車椅子レンタルは、前向きに試せる介護の選択肢

老犬の車椅子は、歩けなくなってからだけのものではありません。

足腰が弱ってきた時、ふらつきが増えた時、散歩に行きたい気持ちはあるのに体がついてこない時に、歩行を支える選択肢になります。

ただし、車椅子は体に合うことがとても大切です。

いきなり購入するのが不安な場合は、レンタルで試すことで、愛犬に合うか、飼い主さんが扱いやすいかを確認できます。

短期利用やお試しならレンタル。 長く使うなら購入やオーダーメイド。 判断に迷う時は、獣医師さんや専門店に相談。

この流れで考えると、無理なく選びやすいと思います。

車椅子は「かわいそう」な道具ではなく、愛犬がもう一度、自分の足で動く時間を作るためのサポートになることがあります。

無理をさせるためではなく、できる範囲で、その子らしく過ごすために。

そんな前向きな介護用品として、レンタルから試してみるのもひとつの方法です。

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参考文献・サイト

・キュティア老犬クリニック「犬の車いすで快適なシニア犬ライフ」
https://cutia.jp/jyuuishi-inu-neko-column/sinia-inu-rouken/2021-07-21

・ドッグベースキャンプ「獣医師コラムVol.129『犬の車いすで快適なシニア犬ライフ』を公開」
https://dogbc.jp/news/2021-07-21-2/

・はな工房「犬用車椅子のレンタル」
https://hana-kobo.jp/rental/

・芦屋バティーズ「犬の車椅子レンタル・販売」
https://www.ashiya-battys.com/rental-sales/

・わんワーク「レンタル商品」
https://www.wanwork.net/rental.html

・PEPPY「老犬の介護『移動』:安全と身体機能の補助・維持のための『移動』、そのキーポイントは?」
https://www.peppynet.com/library/archive/detail/984

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