本記事にはアフィリエイト広告が含まれています。 商品・サービスの購入等により、当サイトが報酬を受け取る場合があります。
「老犬がベッドから起き上がれず、何度ももがいている」
「寝ている時間が増えて、床ずれができないか心配」
「高反発と低反発のどちらを選べばいいの?」
このように悩んでいる飼い主さんも多いと思います。
私自身も、19歳の柴犬を介護する中で、「柔らかくて寝心地がよさそう」だけでは選べないと感じるようになりました。横になったあと自分で起き上がれずにもがいたり、低い段差でも足を取られたりする一方で、
老犬介護は何かとお金がかかるため、ベッド選びでも「必要な機能」と「価格」のバランスに悩みます。
結論から言うと、老犬の介護ベッドは、柔らかさだけで選ぶのではなく、愛犬がどの程度自分で動けるかに合わせて選ぶことが大切です。
まだ歩ける子には、沈み込みすぎず乗り降りしやすい低床ベッド。寝ている時間が長い子には、体圧分散と通気性に優れた介護マット。寝たきりの子には、防水性や持ち手も備えたフラットなマットが使いやすくなります。
また、横になって眠るベッドと、立位や伏せの姿勢を支える介護クッションは役割が異なります。
この記事では、19歳の柴犬を介護している経験と本音も交えながら、老犬の状態に合った介護ベッド・介護マットの選び方とおすすめ商品を紹介します。
※獣医師さん監修記事とメーカー公式情報を参考にまとめています。介護ベッドは床ずれの治療器具ではなく、体への負担を減らすための補助用品です。皮膚に赤みや傷がある場合は、早めに動物病院へ相談してください。参照元はこちら。
この記事でわかること
・老犬の状態に合った介護ベッドの選び方
・高反発、低反発、2層、エアー素材の違い
・体圧分散や洗いやすさで選ぶポイント
・寝たきりの犬に向く介護マット
・おすすめの介護ベッド・マット6選
・ニトリなどの一般的なベッドで代用できるか
・介護ベッドを手作りするときの注意点
老犬の介護ベッドは「どれくらい自分で動けるか」で選ぶ
老犬の介護ベッド選びで最初に考えたいのは、愛犬がどの程度自分で寝返りや立ち上がりをできるかです。
年齢だけで決めるものではありません。
同じ老犬でも、まだ自分で歩ける子と、横になっている時間がほとんどの子では、必要な寝床が違うからです。
大きく分けると、次のように考えると選びやすくなります。
まだ自分で歩ける子
・沈み込みすぎない
・入口や座面が低い
・底面が滑りにくい
・自分で寝返りを打ちやすい
この段階では、高反発または高反発と低反発を組み合わせた低床ベッドが使いやすいです。
ただし、ふちをまたぐ時に足が引っかかる子には、囲いのあるベッドよりフラットなマットが向いています。
寝ている時間が増えた子
・体圧を分散できる
・体が沈み込みすぎない
・通気性がよい
・体を伸ばせる広さがある
横になっている時間が長くなると、頬や肩、腰、足首など、骨が出ている部分に圧がかかりやすくなります。
まだ寝たきりではなくても、起き上がるまでに時間がかかる、同じ向きで寝ていることが増えた、という段階から介護マットを検討してよいと思います。
寝たきりの子
・体圧分散性がある
・防水または拭き取りやすい
・カバーを洗える
・寝返りを補助しやすい
・持ち手がある
・体全体が収まる広さがある
寝たきりの子は、マットの上で排泄したり、食べこぼしたりすることもあります。
寝心地だけでなく、毎日のお手入れと介助のしやすさまで考えて選ぶことが大切です。
なお、介護マットを使っていても、床ずれを完全に防げるわけではありません。
床ずれの初期症状や皮膚の確認方法については、老犬の床ずれ対策で詳しくまとめています。

老犬の介護ベッド・介護マットおすすめ6選
ここからは、メーカー公式情報をもとに、老犬の状態別に選びやすい商品を紹介します。
私自身がすべての商品を使用したわけではないため、実体験によるランキングではありません。
体の状態、構造、洗いやすさ、介助のしやすさから、向いている子と注意点を整理しています。
1.UNAGE 体圧分散シニアローベッド|まだ自分で乗り降りできる子に

出典:IDOG&ICAT公式
IDOG&ICATの「UNAGE 体圧分散シニアローベッド」は、まだ自分で歩けるものの、足腰の弱りが気になってきた子に向いています。
上層に低反発ウレタン、下層に高反発ウレタンを使った2層構造で、柔らかさを残しながら沈み込みすぎないよう作られています。
座面の高さは約5.5cm。入口部分が低く、一般的なふちの高いベッドより乗り降りしやすい設計です。
カバーには撥水・防水加工があり、取り外して洗えます。
向いている子
・まだ自分で歩ける
・寝返りや立ち上がりに時間がかかる
・柔らかすぎるベッドでは足を取られる
・お漏らしが増えてきた
2.ホームナース|通気性と丸洗いを重視したい子に

出典:芦屋バティーズ
「ホームナース」は、アーチ状の繊維が重なった構造の介護マットです。
マットの大部分が空気層になっているため通気性がよく、体を面で支えながら圧を分散するよう設計されています。
マットを洗濯できる点も大きな特徴です。粗相が多い子や、汗・湿気による蒸れが気になる子にも使いやすいでしょう。
向いている子
・寝ている時間が長くなった
・蒸れや熱のこもりが気になる
・マット本体まで洗いたい
・まだ自分で寝返りや立ち上がりができる
注意点
防水マットではないため、お漏らしがある場合は、通気性を損ねにくいカバーやシーツを組み合わせる必要があります。
3.ハナロロ ドッグケア防水マットレス|寝たきりで汚れやすい子に

出典:ハナロロ公式
ハナロロの「ドッグケア防水マットレス」は、低反発ウレタンと高反発フィルターフォームを重ねた2層構造です。
カバーには防水性・伸縮性のある素材が使われており、普段の汚れは拭き取ってお手入れできます。汚れがひどい場合は、カバーの洗濯も可能です。
4本の持ち手が付いているため、寝返りの補助や移動にも使いやすい設計です。
向いている子
・1日の大半を横になって過ごす
・自分で寝返りを打つことが難しい
・排泄やよだれで寝床が汚れやすい
・寝た状態での移動や介助が必要
注意点
中のウレタンは洗えません。防水カバーに傷や劣化がないか確認しながら使い、必要に応じて専用パッドなどを重ねると管理しやすくなります。
4.ペティオ zuttone 老犬介護用 床ずれ予防ベッド|大型犬や寝返り介助に

出典:ペティオ公式
ペティオの「zuttone 老犬介護用 床ずれ予防ベッド」は、寝たきりや横になっていることが増えた老犬向けのスクエア型マットです。
2層構造のウレタンを使用し、小型犬用・中型犬用・大型犬用が用意されています。
小型犬用は約60cm四方、中型犬用は約80cm四方、大型犬用は約100cm四方と、寝返りを補助しやすい広さがあります。
四隅には持ち手があり、寝返りの補助や室内移動に利用できます。抗菌・アンモニア消臭加工のマットタオルが付属している点も特徴です。
向いている子
・寝たきりまたは横になっている時間が長い
・体の向きを変える介助が必要
・中型犬、大型犬で抱き上げるのが難しい
・体を伸ばして寝られる広さが必要
注意点
犬を寝かせたまま持ち上げる場合は、公式サイトでは大人2人以上で行うよう案内されています。
また、付属のマットタオルだけを持って犬を移動させることはできません。
5.エムールねどっこ 介護用Eドッグベッド2|伏せに近い姿勢を支えたい子に

出典:エムール公式
エムールねどっこの「介護用Eドッグベッド2」は、一般的な平らなベッドではなく、犬の体を正面から支える姿勢保持用ベッドです。
中央のクッションにお腹を乗せ、四肢を左右に分ける独自のE字型になっています。
自分で立位や伏せの姿勢を保つことが難しい子を支えたい時に使いやすく、支持材を取り外すことで高さを3段階に調整できます。
S・M・Lの3サイズがあり、底面には滑り止め加工があります。外側のカバーは取り外して洗濯できます。
向いている子
・自分で立位や伏せの姿勢を保てない
・横向き以外の姿勢も取らせてあげたい
・食事や水分補給時の姿勢を支えたい
・日中の姿勢を変えたい
注意点
横になって眠るためのフラットなマットとは役割が異なります。
中材は洗えないため、防水カバーを正しく付けて使用します。呼吸器や関節などに持病がある場合は、使用前に獣医師さんへ相談してください。
6.ワンエイド リラクッション|立ちたい気持ちを支えたい子に

出典:ワンエイド公式
アロン化成の「リラクッション」も、眠るためのマットではなく、立位を補助するための姿勢保持クッションです。
Sから3L、短足犬用、トイプードル用など、犬の体型に合わせたサイズが用意されています。
使用時は、犬の足が床に着くサイズを選ぶことが大切です。足が着地することで姿勢を支えやすくなります。
向いている子
・自分だけでは立てない
・立ちたい気持ちが強い
・日中に横向き以外の姿勢も取らせたい
・食事やケアをする時に体を支えたい
注意点
本体は丸洗いできません。洗濯できる専用カバーは別に用意されています。
犬によってはクッションを嫌がることもあり、体重や体の寸法が合わないと姿勢が不安定になる可能性があります。
持病がある子や胸・お腹を圧迫できない子は、使用前に獣医師さんへ相談しましょう。
高反発と低反発はどちらがいい?
老犬の介護ベッドでは、単純に「高反発ならよい」「低反発はよくない」と決めることはできません。
大切なのは、体が沈み込みすぎず、硬すぎないことです。
高反発|寝返りや起き上がりをしやすい
高反発マットは、犬の体を下から押し返す力があります。
体が深く沈みにくいため、まだ自分で寝返りや立ち上がりができる子に向いています。
通気性や速乾性に優れた素材も多く、洗いやすさを重視したい場合にも選びやすいでしょう。
一方で、硬すぎるマットは骨が出ている部分に圧が集中する可能性があります。高反発という表示だけでなく、体圧分散の構造も確認したいところです。
低反発|体に沿いやすいが沈み込みに注意
低反発マットは、体の形に沿ってゆっくり沈みます。
寝心地を好む犬もいますが、足腰が弱った子には、沈み込みによって寝返りや立ち上がりが難しくなる場合があります。
通気性が低いものや、中材を洗えないものもあるため、お手入れ方法も確認しましょう。
2層構造|柔らかさと支えのバランスを取りやすい
低反発と高反発を重ねた2層構造は、表面で体を受け止め、下層で沈み込みすぎるのを防ぐよう設計されています。
寝心地を残しながら、底つきや深い沈み込みを抑えたい場合の選択肢になります。
ただし、同じ2層構造でも硬さや厚みは商品によって違います。
3Dエアー・ファイバー素材|通気性と洗いやすさが特徴
立体的な繊維で作られたマットは、内部に空気が通りやすく、蒸れにくいのが特徴です。
中材まで洗える商品もあり、排泄の失敗が多い子には便利です。
一方で、独特の反発感や音を嫌がる犬もいるため、可能であれば実物を試してから選ぶと安心です。
ジェル・エアーマット|部分的な補助として検討
ジェルマットは骨が出ている部分への圧をやわらげる目的で使われることがあります。
空気を入れるエアーマットも体圧分散に利用できますが、空気を入れすぎると硬くなり、蒸れや破損にも注意が必要です。
すでに床ずれがある子へ使う場合は、傷の位置や状態に合わせる必要があるため、獣医師さんへ相談してください。

介護ベッドを選ぶ6つのポイント
1.体圧分散と起き上がりやすさ
「柔らかければ体に優しい」とは限りません。
体が深く沈むと、足腰の弱った犬は立ち上がるために余計な力を使います。
実際に寝た時に底つきしないこと、足を動かした時に踏ん張れることを確認しましょう。
2.体を伸ばせるサイズ
介護期のベッドは、丸まって眠る時のサイズではなく、横向きで足を伸ばした時の大きさを基準にします。
体がはみ出すと、頭や足だけが硬い床に当たることがあります。
寝返りやおむつ交換をするために、飼い主さんの手が入る余裕も必要です。
3.厚みと段差
厚みが足りないと、犬の体重でマットが沈み、床の硬さを感じる「底つき」が起こります。
一方で、厚すぎるマットは、まだ歩ける子にとって乗り越えにくい段差になります。
まだ歩ける子は低床を優先し、寝たきりの子は体重を支えられる厚みを重視するなど、状態に合わせて選びましょう。
4.洗える範囲と防水性
「洗えるベッド」と書かれていても、洗えるのがカバーだけの場合があります。
購入前に、次の点を確認しておくと安心です。
・カバーだけ洗えるのか
・中材も洗えるのか
・防水か撥水か
・替えカバーを購入できるか
・乾くまでどれくらいかかるか
介護期は洗濯回数が増えるため、洗い替えを用意できるかも大切です。
5.フラット型かふち付きか
ふち付きのベッドは、あごや体を預けられる安心感があります。
ただし、足が上がりにくい子にとっては、低いふちでも転倒の原因になることがあります。
自分で乗り降りできる子には低床のふち付き、自力歩行が難しい子にはフラットなマットが使いやすいでしょう。
ベッドの周囲も滑る場合は、老犬向け滑り止めマットの選び方も参考にしてください。
6.持ち手と介助のしやすさ
持ち手付きのマットは、体の向きを変える時や室内移動に便利です。
特に中型犬や大型犬は、犬の体を直接抱き上げるより、マットごと支えられる方が負担を減らせる場合があります。
ただし、持ち手があっても、犬を寝かせたまま1人で持ち上げられるとは限りません。耐荷重やメーカーの使用方法を確認してください。
【実体験】我が家では普通のふち付きベッドが合わなくなりました
我が家の柴犬は現在19歳です。
シニアからハイシニアになるにつれて少しずつ痩せ、体重は若い頃の半分ほどになりました。体のあちこちで骨ばった部分が目立つようになっています。
横になって眠ったあと、自分で起き上がれず、何度も足を動かしてもがくことがあります。
少し油断すると、足の関節など、寝床に当たっていた部分が赤くなっていることもあります。
その姿を見て、横向きのまま長時間過ごすことと、起き上がろうとしてもがいて擦れることの両方に注意が必要だと感じています。
また、普通のふち付きベッドは、段差を乗り越える時に転んでしまうため、少なくともうちの子には合いませんでした。
柔らかくて気持ちよさそうに見えるベッドでも、本人が出入りできなければ使いやすい寝床とは言えないんですよね。
一方で、うちの子は「立ちたい」という気持ちがとても強い子です。
自分で安定して立つ・歩くことが難しいため車椅子を使っているのですが、車椅子が届く前は、2Lのペットボトルに厚い座布団をかぶせ、その上にまたがらせる形で、立位を支える簡易クッションを作ったこともあります。
これはあくまで、家族がそばで支えながら短時間で作った一時的な工夫です。(転倒や誤食の危険があるため、そのまま真似する方法としてはおすすめしません。)
現在は車椅子を使って立位を保ち、自分で動き、日中は車椅子に乗ったまま眠ってしまうことがあります。
横向きの柔らかいベッドより、今はその姿勢の方が楽なのかもしれません。
もちろん、すべての犬に立位姿勢が合うわけではありません。介護のステージよっても変わってくると思います。
ただ、老犬の介護では「寝心地のよいベッドを買う」だけでなく、その子が横になりたいのか、立ちたいのか、伏せの姿勢が楽なのかを見ることも大切だと感じています。
老犬の車椅子については、19歳の老犬に車椅子を使って感じたメリットでも紹介しています。

ニトリなどの一般的なベッドでも代用できる?
まだ自分で歩けて、寝返りも問題なく打てる子なら、ニトリなどの一般的なペットベッドでも使える場合があります。
ただし、メーカー名ではなく、商品の構造を確認することが大切です。
確認したいのは次の点です。
・ふちが低い、またはフラット
・沈み込みすぎない
・底面が滑りにくい
・カバーや中材を洗える
・体を伸ばして寝られる
・犬の体重で底つきしない
季節商品のふわふわベッドやドーム型ベッドは、まだ元気なシニア犬には使えても、起き上がれない子や寝たきりの子には合わない場合があります。
「シニア犬用」という表示だけで判断せず、今の愛犬が自分で出入りできるかを見て選びましょう。
【実体験】犬用介護ベッドの代わりに保育園のお昼寝布団を流用しています
介護用の犬用ベッドやマットは、体圧分散性や防水性、持ち手などが考えられていて便利です。
ただ、実際に老犬介護をしていると、正直なところ「全部を専用品でそろえるのは大変」と感じることもあります。
老犬介護には、正直な話、お金がかかります。
我が家の場合、ざっと考えただけでも、薬・サプリ代、診察代、ウェットフードしか食べられなくなったフード代、オムツ代、ドライシャンプーやシャンプータオル等のケア用品、車椅子レンタル代が毎月かかっています。
専用のものはもちろん良いのだろうけど、抑えるところは抑えたい、というのが本音です。
そこそこの硬さがあり、柴犬サイズの体をゆったり横にできて、段差が低く、防水対策もしやすいものを選ぼうとすると、価格はどうしても上がります。カバーや防水シーツが別売りの商品もあります。
我が家の犬は足腰が弱っているうえ、目も見えないため、段差はできれば5cm以内に収めたい状態です。柴犬サイズで、体がはみ出さずに横になるには、せめて60×70〜75cmくらいの広さも欲しいと感じています。
そこで我が家では、娘が保育園時代に使っていたお昼寝布団を流用しています。使っているのは、ニシザキさんのお昼寝布団です。我が家ではこれを2つ折りにして、愛犬の寝床として使っています。
・丸洗いできる
・柔らかすぎず、硬すぎない
・2つ折りにしても段差が約4cmに収まる
・軽くて移動しやすい
・保育園時代に使っていた防水シートを再利用して粗相対策できる
という点が、今のうちの犬と我が家には合っていました。
もちろん、本来は犬の介護用に作られた商品ではありません。体圧分散を目的に設計された介護マットとは違うため、寝たきりの子、すでに皮膚に赤みがある子、床ずれリスクが高い子には、専用の介護マットを優先して検討した方が安心です。
あくまで、飼い主側の実態と、愛犬の体格、動ける範囲、皮膚の状態を見ながら使っている一例です。
もちろん、代用品を使っているので、赤みが出ていないか、体が沈み込みすぎていないか、起き上がる時に足を取られていないかについては、特に気を使って毎日確認しています。
うちにはこの布団が2枚あるので、洗い替えとしても使いやすいです。もう少し介護度が進んだら、愛犬の様子を見ながら、布団に持ち手をつけて室内移動を楽にできないかも考えています。

外側はポリエステル80 綿20なので、丈夫。内部はポリエステル100。ニシザキさんの公式ストア「ミュッケポッケ」によると、テイジンのV-Lapという軽量クッション材を使用しており、縦構造で体をしっかり支え、かつ通気性にも優れています。
犬の介護ベッドは手作りできる?
介護ベッドは、市販の高反発マットを犬のサイズに合わせて切り、カバーに入れて手作りする方法もあります。
部屋のスペースや犬の体格に合わせられる点はメリットです。
ただし、手作りでは体圧がどの程度分散されているか分かりにくく、次のような失敗も考えられます。
・薄すぎて底つきする
・柔らかすぎて起き上がれない
・継ぎ目に足や爪が引っかかる
・防水性がなく中材まで汚れる
・カバーがずれてシワになる
・中材を噛んで誤食する
まだ歩ける子の一時的な寝床や、姿勢を支える補助クッションなら手作りも選択肢になります。
寝たきりで床ずれのリスクが高い子には、体圧分散を目的に作られた市販の介護マットを土台にして、タオルやクッションで細かく調整する方が安心です。
ほかに準備したい用品は、老犬介護に必要なもので状態別にまとめています。

介護ベッドを使う時の注意点
ベッドだけで床ずれを防げるわけではない
高機能な介護マットを使っていても、皮膚の確認や姿勢の調整が不要になるわけではありません。
頬、肩、腰、ひじ、足首など、寝床に当たる部分は毎日確認してあげましょう。
赤みが消えない、毛が薄くなる、皮膚が湿っている、傷になっている場合は、動物病院へ相談してください。
新しいベッドに慣れないこともある
老犬は環境の変化に戸惑いやすく、新しい素材のにおいや感触を嫌がることがあります。
最初は今まで使っていたタオルやブランケットを重ね、慣れたにおいを残してみてください。
いきなり古いベッドを処分せず、しばらく並べて様子を見る方法もあります。
トイレシートを直接敷きっぱなしにしない
防水のためにトイレシートを使う場合、犬の皮膚へ直接触れる状態が長く続くと、蒸れや摩擦につながることがあります。
カバーの内側へ入れる、肌に触れる面には乾きやすいタオルを敷くなど、汚れ対策と通気性の両方を考えましょう。
寝たきりの老犬の排泄や清潔ケアについては、老犬が寝たきりになった時の介護方法で詳しく解説しています。
まとめ|介護ベッドは今の愛犬が楽に動けるものを選ぼう
老犬の介護ベッドは、人気ランキングだけで決めるのではなく、愛犬がどの程度自分で動けるかに合わせて選ぶことが大切です。
まだ歩ける子には、沈み込みすぎず乗り降りしやすい低床ベッド。
寝ている時間が増えた子には、体圧分散性と通気性のある介護マット。
寝たきりの子には、防水性や持ち手があり、介助しやすいフラットなマットが使いやすくなります。
また、立ちたい気持ちが残っている子には、姿勢保持用のベッドやクッションを組み合わせる方法もあります。
ふかふかで柔らかいことが、その子にとって楽とは限りません。
自分で寝返りを打てるか。起き上がる時に踏ん張れるか。段差で転ばないか。汚れた時に無理なく洗えるか。
実際に使う姿を見ながら、その時の状態に合った寝床へ見直していきましょう。



