老犬が震える理由は?元気がある時・ない時の受診目安と家でできるケア

trembling old dog1 シニア犬・老犬介護

老犬が小刻みに震える姿を見ると、「寒いだけ?」「老化?」「病気だったらどうしよう」と不安になりますよね。

結論から言うと、老犬の震えには、寒さや筋力低下、不安などによる一時的なものもあります。
ただし、元気がない、食欲がない、呼吸が苦しそう、歩き方がおかしい、震えが長く続く場合は、病気や痛みが関係している可能性もあるため、早めに動物病院へ相談した方が安心です。

この記事では、「老犬が震える理由」「様子を見てもよさそうな震え」「受診した方がいい震え」「家でできるケア」を、老犬介護の実体験も交えながらまとめます。

※この記事は、動物病院・獣医師さん監修サイト・ペット関連企業の情報を参考にしながら、飼い主目線で分かりやすくまとめています。診断や治療に代わるものではないため、気になる症状がある場合はかかりつけの獣医師さんに相談してください。参照元はこちら

この記事でわかること

・老犬が震える主な理由
・老犬が小刻みに震える時に考えられること
・元気がある震えと、元気がない震えの違い
・老犬が寝ながら震える時の考え方
・呼吸に合わせて震える時に注意したいこと
・動物病院へ相談した方がいいサイン
・家でできる温度管理・足腰ケア・マッサージの考え方

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老犬の震えは「老化だけ」と決めつけないことが大切

老犬が震える原因は、ひとつではありません。

寒さで体が震えることもありますし、加齢によって筋力が落ち、立ち上がる時や踏ん張る時に足がプルプルすることもあります。
一方で、関節の痛み、神経の病気、低血糖、中毒、内臓の不調などが関係して震える場合もあります。

つまり、老犬の震えは「年だから仕方ない」と片付けるのではなく、

・いつ震えるのか
・どこが震えるのか
・元気や食欲はあるのか
・呼吸や歩き方に変化はないか
・痛がる様子はないか

を見てあげることが大切です。

うちの犬も、シニアに入った頃から脚の震えが気になるようになりました。
最初は「老化かな」と思っていましたが、最近は震えよりも強張りの方が目立つように感じています。

後ろ脚が自由に曲げ伸ばししづらく、すぐに転んでしまうこともあります。触っても嫌がらない時は、無理のない範囲でゆるくマッサージしていますが、「震え」だけでなく「動きにくさ」も一緒に見ていく必要があると感じています。

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老犬が震える主な理由

老犬の震えは、大きく分けると「生理的な震え」「不安やストレスによる震え」「病気や痛みによる震え」に分けて考えると分かりやすいです。

寒さ・体温調整がうまくできない

老犬は、若い頃よりも体温調整が苦手になることがあります。

筋肉量が落ちると、体の中で熱を作る力も弱くなりやすいです。
そのため、冬だけでなく、夏の冷房、床冷え、雨の日、朝晩の冷え込みなどでも震えることがあります。

人間がちょうどいい室温だと思っていても、犬は床に近い場所で過ごしているため、意外と寒さを感じていることもあります。

耳先や足先が冷たい、丸まって動かない、寝床から出たがらない場合は、まず冷えを疑って環境を見直してみてください。

筋力低下で足腰が震える

老犬の震えで多いのが、足腰の筋力低下による震えです。

特に、後ろ足は年齢とともに弱りやすく、立ち上がる時、座る時、排便・排尿で踏ん張る時、ごはんを食べる時などに小刻みに震えることがあります。

元気や食欲があり、震えが一時的で、特定の動作の時だけ見られる場合は、筋力低下や踏ん張りにくさが関係していることもあります。

ただし、歩き方が急におかしい、片足を上げる、触ると痛がる、転びやすくなったなどがある場合は、関節や神経の不調が隠れていることもあります。

老犬の足腰については、こちらの記事でも詳しくまとめています。

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不安・ストレスで震える

老犬になると、目や耳が衰えて、若い頃より不安を感じやすくなることがあります。

雷、花火、来客、病院、環境の変化、留守番などがきっかけで震える子もいます。
認知症のような症状が出ている場合は、状況が分からず不安になり、震えやウロウロにつながることもあります。

この場合は、急に大きな声をかけたり、無理に抱き上げたりするよりも、静かな場所で落ち着かせてあげる方が向いています。

慣れた毛布、いつものベッド、飼い主さんのそばなど、安心できる場所を作ってあげることが大切です。

老犬の認知症が気になる場合は、こちらも参考にしてください。

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痛みや病気で震える

老犬の震えで注意したいのが、痛みや病気が関係しているケースです。

例えば、関節炎、椎間板ヘルニア、腹痛、歯の痛み、低血糖、内臓疾患、神経疾患、中毒などでも震えが出ることがあります。

震えに加えて、

・元気がない
・ごはんを食べない
・嘔吐や下痢がある
・呼吸が荒い
・触ると嫌がる、鳴く
・歩き方がおかしい
・意識がぼんやりしている

といった様子がある場合は、自己判断で様子を見続けず、動物病院へ相談してください。

 

老犬の息が荒い・呼吸が早い時の対処法については、こちらもご覧ください。

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老犬が震えていても元気がある時は様子見でいい?

老犬が震えていても、元気があり、食欲もあり、呼びかけに反応し、震えがすぐ落ち着く場合は、寒さや一時的な緊張、筋力低下による震えの可能性もあります。

例えば、

・寒い場所にいたあとだけ震える
・立ち上がる時だけ後ろ足が震える
・排便や排尿で踏ん張る時だけ震える
・雷や来客など、怖いことがあった時だけ震える
・声をかけたり温めたりすると落ち着く

このような場合は、まず環境を整えながら様子を見てもよいことがあります。

ただし、「元気があるから絶対に大丈夫」とは言い切れません。
震えが何度も繰り返される、少しずつ強くなる、歩き方や姿勢に変化がある場合は、一度相談しておくと安心です。

診察時には、震えている様子をスマホで動画に撮っておくと、獣医師さんに伝えやすくなります。

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老犬が震えて元気がない時は早めに受診を

老犬が震えていて、さらに元気がない場合は注意が必要です。

特に、

・食欲がない
・水を飲まない
・ぐったりしている
・嘔吐や下痢がある
・呼吸が苦しそう
・体温が高い、または低い
・全身が震える
・意識がぼんやりしている
・触ると痛がる
・急に歩けなくなった

このような症状がある場合は、できるだけ早めに動物病院へ相談してください。

「犬 小刻みに震える 元気がない」という状態は、寒さや老化だけでなく、痛みや内臓の不調、低血糖、神経系のトラブルなどが関係している可能性もあります。

老犬は体調が崩れると回復に時間がかかることもあります。
「大げさかな」と思っても、早めに相談する方が安心です。

老犬がごはんを食べない時はこちらの記事も参考になります。

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老犬が寝ながら震えるのは大丈夫?

老犬が寝ながら小刻みに震えていると、びっくりしますよね。

寝ている時に足や体がピクピク動く程度で、すぐに落ち着き、起きた時に元気がある場合は、睡眠中の動きや夢を見ているような状態の可能性もあります。

ただし、

・震えが長く続く
・全身がガクガクしている
・呼びかけても反応がない
・泡を吹く
・失禁する
・起きたあともぼんやりしている

このような場合は、震えではなく痙攣発作の可能性もあるため注意が必要です。

痙攣のように見える時は、無理に体を押さえたり、大きな声で呼び続けたりせず、周囲の危ないものをどけて安全を確保し、可能であれば動画を撮って動物病院へ相談してください。

判断がつかない時も、動画があると診察時に伝わりやすいです。

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老犬が呼吸に合わせて震える時に見たいこと

「老犬 呼吸 に合わせて震える」と感じる時は、まず呼吸の様子も一緒に見てください。

老犬は、寒さや緊張で体が震えているだけでも、呼吸に合わせて体が動いているように見えることがあります。
一方で、呼吸が苦しい、痛みがある、発熱している、心臓や肺に不調がある場合にも、体の揺れや震えのように見えることがあります。

特に注意したいのは、

・ハアハアが止まらない
・呼吸が浅い、速い
・舌や歯ぐきの色が白っぽい、紫っぽい
・横になれない
・咳が増えた
・ぐったりしている
・震えと一緒に食欲がない

といった状態です。

呼吸に違和感がある時は、自己判断で温めたりマッサージしたりする前に、動物病院へ相談した方が安心です。

気管虚脱など呼吸器の不安がある子は、こちらも参考にしてください。

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老犬が震える時に家でできるケア

ここからは、病院へ行くほどではなさそうな震えや、受診後に自宅でケアする場合にできることをまとめます。

ただし、元気がない、呼吸が苦しい、痛がる、意識がぼんやりしている時は、家庭ケアより受診を優先してください。

室温と寝床を見直す

寒さによる震えが疑われる時は、まず生活環境を整えます。

・床冷えしないようにマットやベッドを敷く
・エアコンの風が直接当たらない場所にする
・毛布や服で冷えを防ぐ
・冬の散歩前後は急な温度差に注意する
・夏の冷房でも冷えすぎていないか見る

老犬は、人が快適に感じる室温でも寒いことがあります。

特に寝床は、床からの冷えを受けやすい場所です。
よくいる場所に厚みのあるマットやベッドを置くだけでも、体への負担が減ることがあります。

滑り止めマットで足腰の負担を減らす

後ろ足が震える老犬には、滑り止め対策がとても大切です。

フローリングで滑ると、踏ん張ろうとして余計に足腰へ力が入り、震えや転倒につながりやすくなります。

・よく歩く場所に滑り止めマットを敷く
・寝床から水飲み場までの動線を整える
・食事場所やトイレまわりを滑りにくくする
・段差や階段は必要に応じて対策する
・足裏の毛が伸びている場合は整える

うちの犬も、後ろ足が弱ってからは「滑らないこと」がかなり大事になりました。
一度滑ると怖がって動きにくくなることもあるので、歩きやすい環境を作ることは、震え対策だけでなく転倒予防にもつながります。

滑り止めマットについては、こちらの記事で詳しくまとめています。

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食器の高さを調整する

老犬は、ごはんを食べる時にも足腰を使います。

床に置いた食器に顔を下げる姿勢がつらい子や、踏ん張る時に足が震える子は、食器の高さを調整すると食べやすくなることがあります。

・首を下げすぎなくていい高さにする
・食器が動かないようにする
・足元を滑りにくくする
・食事中に転びそうなら体を支える

食べる姿勢が安定すると、食事の負担が減る場合があります。

老犬向けの食器についてはこちらでまとめています。

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無理のない範囲で体を動かす

足腰が震えると、「散歩はやめた方がいいのかな」と思うことがあります。

もちろん、痛みがある時や体調が悪い時に無理をさせる必要はありません。
ただ、動かない期間が長くなると、筋力がさらに落ちてしまうこともあります。

体調が安定していて、獣医師さんから運動制限を受けていない場合は、

・短時間の散歩にする
・平坦で歩きやすい道を選ぶ
・疲れる前に帰る
・抱っこやカートを併用する
・無理に坂道や階段を使わない

など、その子の状態に合わせて調整してみてください。

「たくさん歩かせる」より、「無理なく続ける」ことが大切です。

歩行サポートが必要になってきたら、介護ハーネスや犬用車椅子も選択肢になります。

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嫌がらない範囲でマッサージする

筋肉のこわばりや冷えがある時は、やさしく撫でるようなマッサージが落ち着くこともあります。

ただし、痛みがある場所を強く押すのは避けてください。
触ると嫌がる、鳴く、逃げる場合は、無理に続けない方がいいです。

うちでは、触って嫌がらない時だけ、後ろ足や腰まわりをゆるく撫でています。
「治すため」というより、体の状態を見るため、安心してもらうためのスキンシップに近いです。

マッサージ中に、

・いつもより硬い
・片側だけ嫌がる
・熱っぽい
・触ると震えが強くなる

などがあれば、無理せず獣医師さんに相談してください。

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老犬の震えで病院へ行く時にメモしておくといいこと

動物病院へ行く時は、震えの様子をできるだけ具体的に伝えられると診察の助けになります。

メモしておきたいのは、次のようなことです。

・いつから震えているか
・どのくらいの時間続くか
・1日に何回くらい起きるか
・どこが震えているか
・立っている時、寝ている時、食事中などタイミング
・元気、食欲、水分摂取の変化
・嘔吐、下痢、咳、呼吸の変化
・歩き方、転びやすさ、痛がる様子
・服用中の薬やサプリ
・震えている時の動画

老犬の場合、病院に着く頃には震えが止まっていることもあります。
動画があると、「家ではこういう震え方をしています」と伝えやすいです。

また、夜間に悪化する可能性もあるため、近くの夜間救急病院を調べておくと安心です。

通院が負担になってきた老犬の場合は、往診という選択肢もあります。

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まとめ|老犬の震えは「様子」と「一緒に出ている症状」を見る

老犬が震える理由は、寒さ、筋力低下、不安、痛み、病気などさまざまです。

元気があり、食欲もあり、震えが一時的で落ち着く場合は、まず温度管理や足元の環境を見直してみてもよいことがあります。

一方で、

・元気がない
・食欲がない
・震えが長く続く、繰り返す
・呼吸が苦しそう
・嘔吐や下痢がある
・歩き方がおかしい
・触ると痛がる
・意識がぼんやりしている

このような症状がある場合は、早めに動物病院へ相談してください。

老犬の震えは、「老化だから仕方ない」と決めつけるには少し怖いサインでもあります。
でも、すべてを怖がりすぎる必要もありません。

大切なのは、愛犬のいつもの様子を知っておくこと。
そして、「いつもと違う」と感じた時に、早めに相談できるようにしておくことだと思います。

震えだけでなく、強張り、転びやすさ、歩きにくさも含めて、その子の今の状態を見ながら、できる範囲で過ごしやすい環境を整えていきましょう。

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参考文献・サイト

・桑原動物病院の老犬ホーム・シニアケアサービス 老犬が震えているときの原因と対処法【獣医師が解説】
https://kuwabara-awc.com/worry/worry02.html

・ユニ・チャーム ペット 高齢犬の震えの原因とケア
https://jp.unicharmpet.com/ja/web-magazine/dog-000053.html

・ベッツペッツ公式サイト 老犬の「震え」は何が原因? 対処法や必要なケアなど
https://vetzpetz.jp/blogs/column/old-dog-trembling

・ほさか動物病院 犬のふるえの原因と対処法
https://www.hosaka-ah.co.jp/blog/department/neurology/entry-353.html

・柏市の桑原動物病院 犬の老齢性振戦、特発性振戦、ふるえ
https://www.k-ah.com/seikei/2019/387/

・ふぁみまる 老犬の震えは危険!?その理由を解説!
https://pet-tabi.jp/weblog/rouken-hurue/

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