老犬がフローリングで滑るようになると、「滑り止めマットを敷いた方がいいのかな」「100均やニトリのマットでも大丈夫?」「ジョイントマットやヨガマットは犬に使える?」と迷いますよね。
先に結論からお伝えすると、老犬の滑り止めマットは「滑らないこと」だけでなく、ズレにくさ・掃除のしやすさ・段差の少なさまで見て選ぶのがおすすめです。
この記事では、老犬の滑り止めマットの選び方や、ジョイントマット・ヨガマット・100均の滑り止めシート・ニトリなどのマットを使うときの注意点を、実体験も交えながらまとめます。
愛犬の足腰の状態や介護のしやすさに合わせて、無理なく続けられるフローリング対策を一緒に考えていきましょう。
※獣医師監修の老犬介護情報、動物病院やペット関連企業のWebサイト、シニア犬の床材・滑り止め対策に関する情報を参考にしながら、実体験を交えて分かりやすくまとめています。参照元はこちら。
この記事でわかること
- 老犬に滑り止めマットが必要な理由
- 老犬の滑り止めマットの選び方
- キッチンマット、ジョイントマット、ヨガマットの違い
- 100均やニトリの滑り止めマットを使うときの注意点
- 我が家がジョイントマットからキッチンマットに変えた理由
- 滑り止めマットと一緒にやりたい足元ケア
老犬のマットは清潔さも大事
老犬の滑り止めマットは、「滑らないこと」だけで選ぶのではなく、
・ズレにくさ
・掃除のしやすさ
・段差の少なさ
も大切です。
フローリングで滑ると、転倒だけでなく、踏ん張ることで関節や筋肉、靱帯に負担がかかることもあります。
また、老犬は足腰の筋力低下、視力の衰え、認知の変化、爪や足裏の毛、肉球の乾燥などが重なって滑りやすくなります。
マットを敷くだけでなく、足裏の毛や爪のケア、生活動線の見直しも一緒にしてあげると安心です。
急に滑る、ふらつく、立ち上がりにくいなどの変化がある場合は、病気や痛みが隠れていることもあるため、早めに獣医師さんへ相談してください。
老犬のマットの選び方
老犬の滑り止めマットは、滑りにくさだけでなく、毎日のお手入れや安全性も見て選ぶのがおすすめです。
ズレないものを選ぶ
表面が滑りにくくても、マット自体が床の上でズレてしまうと危険です。裏面に吸着加工や滑り止めがあるものを選びましょう。
端がめくれたり、たるみや隙間ができたりすると、老犬が足を引っかけて転ぶことがあります。敷いたあとに、ズレや浮きがないか確認してあげてください。
防水・撥水だと楽
シニア期は、粗相やよだれ、食べこぼしが増えることがあります。そのため、防水や撥水タイプだと掃除がしやすく、清潔に保ちやすいです。
洗えるタイルマットも便利ですが、介護期は「外して洗う」より「その場で拭ける」素材の方が楽に感じることもあります。
柔らかすぎないものを選ぶ
クッション性のあるマットは、関節への衝撃をやわらげてくれます。ただし、ふかふかすぎると足腰が弱った老犬は踏ん張りにくいことがあります。
厚みがありすぎると段差になり、つまずきの原因になることも。歩きやすさとクッション性のバランスを見て選びましょう。
爪が引っかかりにくいものを選ぶ
毛足がループ状になっているマットは、爪が引っかかることがあります。端がめくれやすいもの、ボロボロ崩れやすい素材も注意が必要です。
掘り癖や噛み癖がある子、認知の変化で徘徊する子は、誤食やつまずきを防ぐためにも、端や隙間の少ないマットを選んであげると安心です。

老犬におすすめのマット比較
老犬の滑り止めマットは、使う場所や介護の進み具合によって向き・不向きがあります。ここでは、よく使われるマットの特徴を簡単に比較します。
キッチンマット
我が家で最終的に落ち着いたのは、防水タイプの1枚型のキッチンマットです。
・滑りにくい
・低反発で脚にやさしい
・汚れてもすぐ拭ける
・1枚型なので脚や爪が引っかかる心配がない
…ので介護期にはかなり使いやすいです。
粗相や食べこぼしが増えてくると、「外して洗う」より「その場で拭ける」方が楽なことが多いと感じています。サークル内や、愛犬がよく過ごす場所にも敷きやすいです。
サイズ調整が難しいというデメリットもありますが、合うサイズがあるのであればおすすめです。
我が家はカインズの厚み6mmのクッション性 抗菌マットを使用しています。

ジョイントマット
ジョイントマットは、広さを調整しやすく、汚れた部分だけ外せるのが便利です。比較的リーズナブルなので、シニア初期〜中期のフローリング対策には使いやすいと思います。
ただし、商品にもよるかもしれませんが、長く使うと経年劣化でジョイント部分の隙間に汚れが入りやすくなったり、爪が引っかかりやすくなることもあります。介護期に粗相が増えると、掃除の手間が気になることがありました。
タイルマット・吸着マット
タイルマットや吸着マットは、部分洗いしやすく、廊下や階段などの動線対策に便利です。カットできるタイプなら、部屋の形に合わせやすいのもメリットです。
一方で、端がめくれたり、吸着力が弱くなったりすると転倒リスクになります。洗濯後に乾かす手間や、枚数が増えると管理が大変な点も確認しておきましょう。
ヨガマット
ヨガマットはグリップ力があり、犬が滑らないようにしたい場所への部分使いに向いています。食事場所やトイレ前など、踏ん張りたい場所に敷くと便利です。
ただし、ズレたり隙間ができたりすると危ないので固定は必要です。洗いにくいものもあるため、粗相が多い子には防水性や乾きやすさも見て選びましょう。
100均の滑り止めシート
100均の滑り止めシートは、トイレシートの上や食器の下、マットのズレ防止など、部分的な補助に使いやすいです。
ただし、広い範囲のフローリング対策や、介護期のメインマットとして使うには耐久性が足りないこともあります。誤食やめくれにも注意してください。
ニトリのパズルマット
ニトリには、ペット向けに使える「制菌・抗菌防臭 滑り止め付 起毛パズルマット」があります。裏面が滑りにくく、衝撃吸収や床面保護、防音にも配慮されたマットです。
ペットのおしっこ臭、特にアンモニア臭を軽減する仕様で、制菌・抗菌防臭加工があるのも特徴です。4枚入りの大判タイプや、9枚入りの小さめタイプがあり、敷きたい場所に合わせて選べます。
ただし、床暖房との併用はできません。また、接合部分でつまずかないように注意が必要で、裏側をテープで留めると安定しやすいとされています。
汚れたときは固く絞った布で拭き、ひどい汚れは水洗いや中性洗剤で洗って陰干しします。老犬に使う場合は、端の浮きやズレ、継ぎ目の段差がないかを確認しながら使うと安心です。

出典:楽天 ニトリ公式ショップ
踏ん張りシート
踏ん張りシートや食事用マットは、食事中に前足が開いてしまう子や、トイレで踏ん張りにくい子に使いやすいです。
食器の高さ調整や、トイレシートの滑り対策と合わせると、立ったままの姿勢を保ちやすくなります。
フロアコーティング
フロアコーティングは、マットを敷きにくい場所や、床全体の見た目を変えたくない場合の選択肢です。
ただし、賃貸では難しいことがあり、施工費や床材との相性も確認が必要です。粗相が増えたときの掃除のしやすさも含めて検討しましょう。
我が家がキッチンマットに変えた理由
我が家の柴犬は、シニア初期のころは今まで通り、家の中を自由に歩いていました。
でもシニア中期あたりから、フローリングで足が滑ることが増えてきました。同じころに緑内障で全盲になり、認知の変化も重なって、部屋の中を徘徊したり、家具の隙間に入り込んでしまうことも増えました。
そこで、安全に過ごせるようにサークル中心の生活に切り替え、最初はサークル内にジョイントタイプの滑り止めマットを敷いていました。
ジョイントマットは、大きさを調整しやすく、汚れた部分だけ外して洗えるのが便利でした。シニア中期までは、とても使いやすかったです。
ただ、長く使っているうちにジョイント部分の隙間に汚れが落ちるようになり、介護中の掃除が少し負担に感じるようになりました。
そこで今は、防水タイプのキッチンマットに落ち着いています。汚れてもすぐ拭けて衛生的ですし、傷にも強く、低反発で脚にもやさしいところが気に入っています。
老犬のマットは、最初から完璧なものを選ぶというより、愛犬の状態に合わせて変えていくものだと感じています。

滑り止めマットと一緒にやっておきたい老犬の足元ケア
滑り止めマットを敷いても、足裏の状態によっては滑りやすいままのことがあります。マットとあわせて、足元のケアも見直してあげましょう。
足裏の毛と爪を整える
肉球に毛がかかっていたり、爪が伸びていたりすると、フローリングやマットの上でも踏ん張りにくくなります。
老犬は寝ている時間が増えて、爪が自然に削れにくくなることもあります。無理のない範囲で、足裏の毛と爪をこまめに整えてあげると安心です。
肉球の乾燥をケアする
シニアになると、肉球が乾燥して滑りやすくなることがあります。ひび割れがあると痛みにつながることもあるため、状態を見て保湿してあげましょう。
肉球クリームを使う場合は、犬が舐めても安心なものを選び、塗りすぎには注意してください。
段差や隙間を減らす
視力が落ちていたり、認知の変化がある老犬は、家具の隙間や部屋の角に入り込んでしまうことがあります。
マットを敷くだけでなく、段差や狭い隙間を減らし、必要に応じてサークルやフェンスで安全な範囲を作ってあげると安心です。
食事とトイレも滑り止めを
歩く場所だけでなく、食事場所やトイレも滑りやすいポイントです。食事中に前足が開いたり、トイレで踏ん張れなかったりすることがあります。
食器台で高さを調整したり、トイレシートの下に滑り止めを敷いたりして、立ち止まる場所も踏ん張りやすくしてあげましょう。



