犬のマナーパンツとは?選び方・付け方・何時間使えるかをやさしく解説

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犬のマナーパンツは、女の子のヒート中の出血対策や、シニア犬の尿漏れ・介護、外出先での粗相対策に役立つアイテムです。

ただし、「何時間つけていいの?」「男の子にも使える?」「布タイプと使い捨てはどっちがいい?」「100均でも代用できる?」など、初めて使うときは迷うことも多いですよね。

結論からいうと、犬のマナーパンツは愛犬の体に合うサイズを選び、排泄後は早めに交換し、必要なときだけ使うのが基本です。長時間つけっぱなしにすると、蒸れやかぶれにつながることがあるため注意しましょう。

この記事では、犬のマナーパンツの使い方、女の子・男の子での違い、何時間使えるか、選び方、付け方、嫌がるときの慣らし方まで分かりやすくまとめます。

※獣医師さん監修記事、動物病院、ペット関連企業・メーカーのwebサイトなどを参考にしながら分かりやすくまとめています。参照元はこちら

この記事でわかること

  • 犬のマナーパンツはどんなときに使うのか
  • 女の子のヒート中にマナーパンツが必要な理由
  • 男の子にマナーパンツを使う場合の注意点
  • 犬のマナーパンツは何時間つけていいのか
  • サイズ・布タイプ・使い捨てタイプの選び方
  • マナーパンツの正しい付け方
  • 嫌がる犬への慣らし方
  • 100均や代用品を使うときの注意点

 

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犬のマナーパンツとは?どんなときに使うもの?

犬のマナーパンツとは、犬の下半身を覆うパンツ型のマナー用品です。主に女の子のヒート中の出血対策や、尿漏れ・粗相の予防、シニア犬の介護などで使われます。

「マナーウェア」「サニタリーパンツ」「犬用おむつ」など、メーカーや商品によって呼び方が少しずつ違います。マナーパンツは、しっぽを通す穴があり、お尻まわりをカバーする形が多いです。

一方、マナーベルトはお腹に巻くタイプで、主に男の子のマーキング対策に使われます。この記事では、あくまでマナーパンツを中心にお話しします。

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犬のマナーパンツは女の子に必要?

避妊手術をしていない女の子は、ヒート中に出血が見られることがあります。室内の床やソファ、外出先を汚さないために、マナーパンツが役立ちます。

犬の生理は人の月経とは違い、正しくは「発情出血」とされます。犬の発情周期は発情前期・発情期・発情休止期・無発情期に分けられ、発情前期には外陰部の腫れや出血が見られることがあります。(参照元:たか動物病院

ただし、出血量には個体差があります。小型犬では出血が少なく、自分で舐め取ってしまう子もいます。必ず全員に必要というより、「出血量」「生活環境」「外出の予定」に合わせて使うのがよいでしょう。

また、ヒート中はオス犬を引きつけやすい時期でもあります。マナーパンツは汚れ対策にはなりますが、交尾や妊娠を完全に防ぐものではありません。散歩の時間や場所にも配慮してあげてください。

 

犬のマナーパンツは男の子にも使える?

男の子には、マナーパンツよりもマナーベルトが使われることが多いです。理由は、男の子と女の子では性器の位置が違うためです。

マーキングやおしっこ対策が目的なら、男の子用のマナーベルトのほうが使いやすい場合があります。一方で、介護や排便のサポートも必要な場合は、パンツ型や男女兼用のおむつ型が合うこともあります。

選ぶときは「男の子用」「女の子用」「男女兼用」の表示を確認しましょう。商品名だけで判断せず、吸収する位置が愛犬の体に合っているかを見ることが大切です。

男の子のマナーベルトについて詳しく知りたい方はこちら。

犬のマナーベルトとは?使い方と選び方
犬のマナーベルトの使い方や選び方、ずれない方法、デメリットを解説。男の子のマーキング対策や使い捨て・布タイプ、手作り時の注意点、おすすめ商品も紹介します。

 

犬のマナーパンツは何時間つけていい?

犬のマナーパンツは、「何時間なら絶対に大丈夫」と一律には言えません。商品によっては6時間・12時間吸収などの表示がありますが、実際には尿量、季節、皮膚の強さ、動き方によって変わります。

マナーパンツは、オシッコやウンチをしたら早めに交換しましょう。外出中や寝る前後など、長くつける場面ではこまめに中を確認して、濡れていたり汚れていたりしたら新しいものに替えてあげると安心です。

濡れた状態のまま放置すると、蒸れやこすれによって皮膚が赤くなったり、かぶれたりすることがあります。陰部まわりが不衛生になると、細菌が増えやすくなるため、皮膚炎や膀胱炎などのトラブルにも注意が必要です。

そのため、目安としては「排泄後は早めに交換」「外出中もこまめに確認」「家では外す時間を作る」と考えておくと安心です。赤み、ただれ、かゆがる様子があるときは、無理に使い続けず動物病院に相談しましょう。

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犬のマナーパンツの選び方

マナーパンツ選びで大切なのは、サイズ、用途、素材、ズレにくさです。かわいさだけで選ぶと、うまくフィットしなかったり、愛犬が嫌がったりすることがあります。

サイズは胴まわりを測って選ぶ

ユニ・チャーム公式サイトでは、サイズ選びの際に「適応胴まわり」を参考にするよう案内されています。胴まわりは、前足の付け根と後ろ足の付け根の中間あたりを測ります。

体重だけで選ぶと、毛量や体型によって合わないことがあります。柴犬のように毛がしっかりしている子や、腰が細い子は特に注意したいところです。

大きすぎるとズレや漏れの原因になり、小さすぎると擦れや締めつけにつながります。初めて使う場合は、少量パックや調整しやすいタイプから試すと失敗しにくいです。

使い捨てか布タイプかで選ぶ

使い捨てタイプは、旅行やドッグカフェ、動物病院など外出時に便利です。汚れたら処分できるので、荷物や洗濯の負担を減らせます。

布タイプは洗って繰り返し使えるため、ヒート期間中や介護で継続的に使う場合に向いています。ただし、毎回洗って清潔に保つ必要があります。

このように、使い捨てタイプと洗えるタイプにはそれぞれメリット・デメリットがあります。短期利用なら使い捨て、長く使うなら布タイプも候補にするとよいでしょう。

ズレにくさも確認する

パンツ型は手軽ですが、活発に動く子や腰が細い子は脱げやすいことがあります。その場合は、サスペンダー付きや服型のマナーウェアを検討してもよいでしょう。

シニア犬の場合、若いころと体型が変わっていることもあります。昔使っていたサイズが今も合うとは限らないので、定期的に測り直してあげてください。

通気性と肌ざわりも大切

マナーパンツは陰部やお尻まわりを覆うため、蒸れやすいアイテムです。暑い時期や皮膚が弱い子には、通気性のよい素材や、肌あたりのやさしいものを選びましょう。

布タイプなら、内側の素材や洗いやすさも確認しておくと安心です。どんなに良い商品でも、汚れたまま使い続ければ肌トラブルの原因になります。

 

犬のマナーパンツの付け方

犬のマナーパンツは、商品によって形が少し違いますが、基本は

①後ろ脚を通す
②しっぽ穴にしっぽを通す
③腰まわりを調整する

という流れです。マジックテープ型の場合は、パンツを広げた状態で前後を確認し、しっぽを通してからお腹側と背中側を留めるタイプもあります。

装着後は、しっぽ穴が大きすぎないか、足まわりが食い込んでいないか、腰まわりがゆるすぎないかを確認しましょう。きつすぎると擦れやかぶれの原因になり、ゆるすぎるとズレや漏れにつながります。商品の形によって付け方が違うため、最初は必ずパッケージや公式説明も確認してください。

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犬がマナーパンツを嫌がるときの慣らし方

初めてマナーパンツを付けると、違和感で固まったり、後ろを振り返って気にしたりする子もいます。無理やり長時間つけると、次からもっと嫌がることがあります。

北摂けものみち動物医療センターでは、フードに集中している間に短時間だけ装着し、気にする前に外す練習が紹介されています。

最初は、見せるだけ、匂いを嗅がせるだけでも十分です。次に、しっぽを通すだけ、数秒だけ付ける、歩けたら褒める、というように少しずつ進めましょう。

シニア期に急に必要になると、愛犬も戸惑いやすいです。若いうちから洋服やマナー用品に慣れておくと、介護が必要になったときの負担を減らせます。

 

犬のマナーパンツは100均でもいい?

100均でマナーパンツに近い商品や代用品を探す方もいるかもしれません。短時間のお試しなら選択肢になる場合もありますが、犬の体に合うか、吸収位置が合っているか、素材が肌に負担にならないかを必ず確認しましょう。

人用のおむつを加工して使う方法もありますが、犬にはしっぽがあるため穴を開ける必要があります。人用おむつを使う場合、しっぽ穴の大きさや切り口の補強に注意しましょう。

代用品は安く済む反面、ズレや漏れ、吸収材の飛び出し、肌への刺激が起こることもあります。長時間の使用や介護目的なら、犬用に作られた商品を優先したほうが安心です。

 

犬のマナーパンツを使うときの注意点

マナーパンツは、ヒート中の出血対策や外出時の粗相予防に便利なアイテムです。ただし、使い方を間違えると、蒸れやかぶれなどのトラブルにつながることがあります。

使うときは、次の点に気をつけましょう。

  • オシッコやウンチをしたら早めに交換する
  • 濡れたまま、汚れたまま長時間つけっぱなしにしない
  • 必要な場面以外では外して、皮膚を休ませる時間を作る
  • 陰部やお尻まわりを清潔に保つ
  • 汚れやすい部分の毛は短めに整えておく
  • 足まわりやお腹まわりが擦れていないか確認する
  • 赤み、ただれ、かゆがる様子、においの変化があれば使用を中止して様子を見る
  • 症状が続く場合や悪化する場合は、動物病院に相談する

また、マナーパンツはトイレトレーニングの代わりになるものではありません。部屋を汚さないためには役立ちますが、トイレの場所を覚えさせるには、普段のしつけを続けることが大切です。

お出かけや介護のサポートとして上手に使いながら、愛犬の皮膚の状態や歩き方、嫌がる様子がないかをこまめに見てあげましょう。

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犬のマナーパンツに関するよくある質問

寝るときもマナーパンツをつけていい?

介護や尿漏れで必要な場合は使うこともあります。ただし、寝ている間は長時間になりやすいので、交換のタイミングと皮膚の確認が大切です。

朝起きたらすぐに外して、濡れや赤みがないか見てあげましょう。可能であれば、日中に外す時間を作って皮膚を休ませてください。

うんちはどうなる?

マナーパンツをつけたときのうんちの扱いは、商品によって異なります。

サニタリーパンツ型のマナーパンツは、肛門部分が出る作りになっていて、着用したまま排便できるタイプもあります。一方で、おむつ型のように排便まで受け止めるタイプもあります。

ただし、おむつ型の場合は、うんちがおむつの中でつぶれてお尻や毛についてしまうことがあります。特にシニア犬や足腰が弱い子は、排便後に座り込んだり、寝たまましてしまったりすることもあるため、後処理が大変になることもあります。

ヒート中の出血対策ならサニタリーパンツ型、尿漏れ対策ならおむつ型が候補になりますが、うんち対策まで必要な場合は、うんちを袋で受け止める「うんちキャッチ」系のアイテムも検討するとお世話がラクになります。

老犬のうんちまみれ対策については、こちらの記事で実体験ベースにまとめています。

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マナーパンツとおむつの違いは?

一般的には、マナーパンツは外出やヒート対策などに使われることが多く、おむつは介護や尿漏れ対策など吸収量を重視する場面で使われます。

ただし、商品名はメーカーによって曖昧です。購入時は名前だけでなく、吸収量、対象性別、使う目的を確認し、ご自身の状況に合った使いやすいものを選びましょう。

犬用おむつについて詳しく知りたい方はこちら。

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女の子におすすめのマナーパンツは?

ヒート中の出血対策なら、女の子用のサニタリーパンツやマナーウェアが使いやすいです。サイズが合い、通気性がよく、パッドを交換しやすいものを選びましょう。

活発な子や脱げやすい子には、サスペンダー付きや服型も候補になります。

男の子にはマナーパンツとマナーベルトのどちらがいい?

マーキング対策が中心なら、男の子用のマナーベルトが合うことが多いです。尿漏れに加えて排便のサポートも必要な場合は、パンツ型やおむつ型も検討できます。

愛犬の目的に合わせて選ぶことが一番大切です。

 

まとめ|犬のマナーパンツは愛犬に合わせて無理なく使おう

犬のマナーパンツは、女の子のヒート中の出血対策、外出先での粗相予防、シニア犬の介護などに役立つアイテムです。

ただし、長時間つけっぱなしにすると、蒸れやかぶれの原因になることがあります。何時間使えるかだけで判断せず、排泄後は早めに交換し、必要のない時間は外してあげましょう。

サイズが合っていて、愛犬が嫌がりにくく、お世話する人も続けやすいものを選ぶことが大切です。マナーパンツを上手に使えば、愛犬とのお出かけや介護の時間が少しラクになりますよ。

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参考文献・サイト

いぬのきもちWEB MAGAZINE「犬のマナーウェアってどんなもの?」
https://dog.benesse.ne.jp/withdog/content/?id=98080

ALL動物病院「犬と猫のオムツとマナーウェア 徹底比較!」
https://www.wizoo.co.jp/information/all_news/2023/7731/

北摂けものみち動物医療センター「マナーパンツ」
https://kemonomichi-ah.com/2021/04/30/2551/

ユニ・チャーム「愛犬のための『マナーウェア女の子用』のラインナップ・特長」
https://jp.unicharmpet.com/ja/manner-wear/marking/features/girl.html

ユニ・チャーム「愛犬のための長時間オムツ – マナーウェアの着せ方」
https://jp.unicharmpet.com/ja/manner-wear/pet-omutsu/01/howto.html

ユニ・チャーム「愛犬のための長時間オムツ – マナーウェアのサイズ選びの目安」
https://jp.unicharmpet.com/ja/manner-wear/pet-omutsu/01/lineup.html

ヒルズ「犬になぜおむつ?」
https://www.hills.co.jp/dog-care/routine-care/how-to-use-dog-diapers

たか動物病院「ワンちゃんの生理にはどう対応する?」
https://taka-vet.jp/column/702/

いぬのきもちWEB MAGAZINE「オムツやマナーウェアの着用で愛犬の皮膚がただれることも? 犬のオムツかぶれの予防とホームケア」
https://dog.benesse.ne.jp/withdog/content/?id=163913

心にググっと観光ぐんま「旅行でも使える! 犬のマナーベルトとマナーパンツの特徴や選び方、装着法」
https://gunma-kanko.jp/features/257

マイベスト「犬用サニタリーパンツのおすすめ人気ランキング」
https://my-best.com/3490

UCHINOCO「犬のマナーパンツって?使い方やかわいい商品も要チェック」
https://pet-info.event.rakuten.net/articles/14396192531

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