「夜になるとウロウロして全然寝てくれない…」
「ぐるぐる歩き回っていて心配になる…」
シニア犬と暮らしていると、このような悩みに直面することがあります。
我が家でも、現在19歳になる愛犬がシニア期に入った頃から、夜になると落ち着かず、寝ないで部屋の中をウロウロと歩き回るようになりました。
最初は原因がわからず戸惑いましたが、生活リズムや環境を見直すことで、以前より落ち着いて過ごせる時間が増えています。
この記事では、老犬が夜寝ない・ウロウロする原因と、実際に効果を感じた対策を体験ベースでお話しします。
老犬が夜寝ない・ウロウロする原因
シニア犬が夜に落ち着かなくなるのには、いくつかの理由があります。
昼夜逆転(生活リズムの乱れ)
日中に寝ている時間が長くなると、夜に活動的になることがあります。
シニア犬は活動量が減るため、気づかないうちに昼夜逆転になっているケースも少なくありません。
空腹や水分不足
夜中に起きる原因として、空腹や水分不足も考えられます。
シニア犬では、
- 消化する力が弱くなる
- 一度に食べられる量が減る
といった変化があるため、十分に食事が取れていない可能性もあります。
排泄の不快感
「トイレをしたい」「出しきれていない」といった違和感で、落ち着かなくなることもあります。
体の不調や痛み
関節の痛みやかゆみ、呼吸の違和感など、体の不調が原因で眠れないこともあります。
環境が合っていない
- 寒い・暑い
- 音や光が気になる
- 寝床が硬い
といった環境要因も影響します。
認知機能の低下
いわゆる認知症の影響で、
- 同じ場所をぐるぐる回る
- 落ち着きがなくなる
といった行動が見られることもあります。

実際にあった我が家のケース
我が家の愛犬も、13〜4歳頃から夜寝つかずにウロウロするようになりました。
夜中に歩き回って寝られない(犬も飼い主も)
夜になると、
- サークル内をぐるぐる歩く
- カツカツと足音が鳴る
といった状態になり、こちらもなかなか眠れなくなりました。
危険な場所に入り込む
以前は家の中を犬が自由に歩き回れる環境でした。夜、飼い主側が寝た後に
- 冷蔵庫の裏
- 洗濯機と壁の隙間
などに入り込んでしまうことが起こるようになりました。
実際に夜中に冷蔵庫や洗濯機の裏から救出することもあり、かなり危険な状態でした。
実際に効果があった対策
生活リズムを整える(最も効果あり)
一番効果を感じたのがこれです。
シニア期に入った頃、なかなかご飯を食べなかったため、「少しでも食べてほしい」と思い、ご飯を出しっぱなしにしていた時期がありました。

何か他のものをトッピングして食事をすすませる方法も考えたのですが、うちの子は腎臓を患っていて食事制限があったので、与えるものについては飼い主側がかなり慎重になっていて、結果、ご飯出しっぱなしとなっていました。
しかしこれが原因で、
- 生活リズムが崩れる
- 夜のウロウロが増える
という状態になってしまいました。
そこで「ご飯は時間で下げる」ようにしたところ、夜がかなり落ち着くようになりました。
日中の活動量を確保する
我が家では、
- 朝(5分程度の軽い散歩)
- 夕方
- 夜(5分程度の軽い散歩)
の散歩を基本にしています。行く時間はざっくりですが定まっています。
お天気や私たちの都合で3回行けないとしても、最低でも1日2回は外に出るようにしており、これが生活リズムの維持に役立っていると感じています。
安心できる環境を作る
ウロウロ歩き回ることで家具の隙間の入り込んで危険だったこともあり、サークル内で生活させるように切り替えました。
これにより、
- 自分の居場所が明確になる
- 危険が減る
犬側も落ち着きやすくなりました。
サークル内はできる限り角や隙間をなくし、マズルや脚がはまり動けなくなってパニックになることを防ぐようにしています。また、サークル内の床は低反発のマットを敷いています。
最初は囲ってしまうことでストレスにならないか心配でしたが、結果的に、犬側も自分の居場所が把握できたのか、落ち着いて過ごせる時間が増えました。
寝付くまで寄り添う
夜、落ち着かないときは、
- 抱っこする
- トントンとさする
- 声をかける
といった方法で対応しています。
多くの場合は、これで落ち着いて寝てくれるようになりました。
季節による影響もあると感じた
体感としてですが、
- 冬の寒い時期
- 季節の変わり目
は、夜に起きることが多いと感じています。
人間もこういう時期は、自律神経が不安定になって体調を崩しがちですが、犬も同じように体調の変化が影響しているのかもしれません。

こんな時は動物病院へ
以下のような場合は、早めに動物病院へ相談することをおすすめします。
- 毎晩同じ時間に異常な行動がある
- 急に攻撃的になる・夜鳴きが増えた
- 食欲や排泄に異常がある
- 壁に向かって立ち止まる
- 見えていないような行動をする
体の不調や病気が隠れている可能性もあります。
夜寝ない・ウロウロ対策のまとめ
老犬が夜寝ない・ウロウロする原因はさまざまですが、
- 生活リズムを整える
- 日中の活動を増やす
- 安心できる環境を作る
この3つが特に重要だと感じています。
我が家もまだ介護の途中段階で、これからさらに大変になる可能性もあります。
実際には、もっと大変な状況の中でお世話をされている方も多く、日々向き合われている姿には心から尊敬の気持ちを感じます。
これからも試行錯誤しながら、うちの子にとって一番良い形を探していきたいと思っています。
同じように悩んでいる方のヒントになれば嬉しいです。
※徘徊については別記事でも詳しくまとめています。

※夜鳴きについても体験ベースで解説しています。

参考文献・サイト
湘南Ruana動物病院
【犬が寝られない原因とは?】夜間にそわそわする理由と飼い主ができる対処法
キュティア老犬クリニック
老犬の不眠症 夜寝ないのは認知症?
桑原動物病院
夜間不眠・夜鳴きへの対処法
乙訓どうぶつ病院
犬の睡眠障害とは?夜鳴きや不眠の原因と対処法を獣医師が解説


