「夜中に鳴いて起こされる…」
「徘徊しながら泣き続けてしまう…」
老犬の夜鳴きに悩んでいる飼い主さんはとても多いと思います。
我が家の愛犬(執筆当時で19歳)もシニア期に入ってから、夜中に鳴いたり、ぐるぐると徘徊するようになりました。
最初は原因がわからず、対応も手探りでしたが、いくつかの工夫を続けることで、現在は以前より落ち着いて過ごせる日が増えています。
この記事では、実際に我が家で経験した夜鳴きの原因と対策、そして、やってしまいがちなNG行動についても、体験ベースでお話しします。
シニア犬が夜鳴きする主な原因
シニア犬の夜鳴きには、いくつかの理由があります。
- 加齢による認知機能の低下
- 不安や寂しさ
- 要求
- 体の不調(痛み・違和感)
- 昼夜逆転など生活リズムの乱れ
参照元:市田動物病院 高齢犬の夜鳴きが止まらない…なぜ?その原因と対策
結果的に我が家の場合は、生活リズムの乱れと不安感が大きな原因だったと感じています。
実際にあった我が家の夜鳴きの状況
夜になると、
- サークル内をぐるぐると歩き回る
- 隅に入り込んで動けなくなる
- 叫ぶように鳴いて呼ぶ
といった行動が見られるようになりました。
特にひどい時期は、夜中に何度も大きな声で鳴いて、その度に私も起こされ対処することが続き、飼い主側もかなり大変でした。

気になってなかなか眠れず、私の方が睡眠導入剤を飲むことも
効果があった夜鳴き対策
① 生活リズムを整える(最も効果あり)
一番効果を感じたのがこれです。
いつの頃からか、
- 昼夜のリズムが崩れる
- 夜の活動が増える
- 夜鳴き・徘徊
こういったことが増えてきました。
最初は、加齢によるものだから仕方ない、付き合っていくしかないと漠然と捉えていました。でもそれが続いていくうちに、それではこちらの体が持たない、愛犬との良い関係が保てないと感じ、少しでも解消するために、何が原因かを考えました。
その頃、ご飯をなかなか食べ終わらないことが増えていたため、ご飯を常に出しっぱなしにしてました。体力は保っていて欲しいという思いで、量はちゃんと食べて欲しかったからです。
人間でもそうですが、ご飯の時間が狂ってきたら、体内時計も狂って、昼夜のバランスが崩れてきますよね。
そこでご飯を「時間で下げる」ようにしたところ、しっかりお腹が空くようになったようで、結果として夜の徘徊や夜鳴きが落ち着いてきました。
シニア犬でも「生活リズム」はとても重要です。

② 安全で落ち着ける環境を作る
夜はサークル内で過ごさせています。
また、
- サームル内をダンボールで囲って角をなくす
- 少しでも入り込めるような隙間は作らない
といった工夫をしています。
以前は家の中を自由に歩かせていましたが、徘徊が始まった当初は、冷蔵庫や洗濯機の裏に入り込んでしまうことがあり、危険を感じてこの形にしました。「こんな狭い隙間なら大丈夫だろう」と思っていたような8cmにも満たないような隙間にも入ってしまっていたので、本当に注意が必要です。
結果的に、安心して過ごせるようになったのか、落ち着く時間が増えました。

夜中に冷蔵庫を動かして救出することもありました。。。
③ 呼ばれたら“安心させる対応”をする
夜中に鳴いたときは、
- しばらく抱っこする
- トントンとさする
- 声をかける
といった対応をしています。そうすると安心して落ち着くようで、その後は寝てくれることが多いと感じています。

トントンしているうちに寝てしまったり。可愛い老犬になってしまいます。
④ 昼間の刺激を適度に取り入れる
- 軽い散歩
- 他の犬との触れ合い
- 家族との時間
毎日、こうした刺激を積極的に取り入れるようにしています。
うちの犬は若い頃は、排泄は外派だったので、朝起きた後と夜寝る前は必ず排泄のために軽い散歩に出ていました。その習慣があったため、今でも朝と夜は必ず5分程度の短い散歩をするのですが、これは生活リズムを保つために有効だと感じています。
また、夕方のお散歩も欠かせません。今ではゆっくりしか歩けませんが、ちゃんとお散歩に出れる日は、比較的夜も落ち着いています。
昼間の過ごし方も夜に影響すると感じています。

やってしまいがちなNG行動
夜鳴き対策には、生活リズムを作ることがとても大事だと実感しています。介護で疲れてそんなことを考える余裕がなかったり、もちろん犬の状態にもよるとは思いますが、我が家の場合は生活を少し変えるだけで、断然ラクになりました。
ご飯の出しっぱなし
我が家でもやってしまいましたが、生活リズムが崩れて夜鳴きが悪化する原因になります。
日中、室内に閉じこもっている
散歩することで疲れちゃうのではないか?介護でお散歩する余裕がない、などの懸念もあるかもしれません。ただ、人間でも部屋の中にずっと閉じ込められていたら、おかしくなっちゃうと思います。
日中に適度に外の刺激に触れさせることでストレスの解消にもなりますし、できればお散歩で適度に体力を消耗することで、昼夜のバランスも取れ、夜も自然に寝てくれることが期待できます。

夜鳴きは完全にはなくならない
いろいろ試してきましたが、正直に言うと夜鳴きが完全になくなることはありませんでした。今でも本人(犬)が寝付くまでは鳴いて呼ばれたり、夜中に起こされることもしばしばあります。
ただ、
- 頻度が減る
- 落ち着くまでの時間が短くなる
といった変化は感じています。
そして私自身もまとまった時間寝られるようになって、結果として犬にも愛情を持った接し方ができるようになり、愛犬との残されたかけがえない時間を心から愛おしく思える余裕が出てきました。
まとめ|できる範囲で向き合うことが大切
シニア犬の夜鳴きは、飼い主にとっても大きな負担になります。
それでも、
- 生活リズムを整える
- 安全な環境を作る
- 不安を和らげる
といった工夫で、少しずつ改善していくことは可能です。
今でも我が家は夜中に起こされることもありますが、それも含めて「一緒に過ごす時間」だと感じています。
無理をしすぎず、できる範囲で向き合っていくことが大切だと思います。
少しでも、同じように悩んでいる方の参考になれば嬉しいです。


