「夜になるとぐるぐると旋回して歩き回る…」
「部屋の中をずっと徘徊していて、うちの子おかしくなっちゃった…?」
シニア犬になると多く見られるようになる「徘徊(はいかい)」の行動。
初めて見ると驚いたり、不安に感じる飼い主さんも多いと思います。
我が家の愛犬(執筆時19歳)がシニア期に入ってから、主に夜を中心に、ぐるぐると円を描いて歩き回るようになりました。
最初の頃ははどう対応すればいいのかわからず、危ないこともありましたが、環境や接し方を工夫することで、現在は落ち着いて過ごせる時間が増えています。
この記事では、シニア犬の徘徊の原因と、実際に効果を感じた対策について、我が家での体験談をベースにお話しします。
シニア犬が徘徊する主な原因
シニア犬の徘徊には、いくつかの理由があります。
- 加齢による認知機能の低下
- 感覚機能の低下
- 不安、混乱
- 体の違和感や不調
- 生活リズムの乱れ
参照元:ノートル動物病院 【よくある質問】老犬の徘徊・ぐる活、どうすれば?獣医師が教える自宅ケア

我が家の場合は、不安が強くなることと、生活リズムの影響が大きいと感じています。
実際にあった我が家の愛犬の徘徊の様子
日中にもありましたが、夜になると特に、
- ぐるぐると円を描くように歩き回る
- 同じ場所を何度も行き来する
- 壁や隅に入り込んで動けなくなる
といった行動が多く見られました。
夜中の「カツカツカツ…」という足音だけでも気になるのに、特に困るのが、隅で動けなくなって鳴いてしまうことです。
そのたびに夜中に起こされて、抱っこして落ち着かせるという流れを繰り返していました。

徘徊対策①|サークルで安全な範囲を作る
我が家で最も効果があったのは、「行動範囲を制限すること」です。
以前は家の中を自由に歩かせていましたが、
- 冷蔵庫の裏
- 洗濯機の隙間
など、想定外の場所に入り込んでしまうことがありました。
まさかこんな隙間には入れないだろう、と思っていた8cm弱の隙間に入ってしまったこともあります。実際に夜中に冷蔵庫を動かして救出したこともありました。
獣医師さんに聞いたところ、電源コードの巻き込みなどでの死亡事故もあるようで、リスクを感じて、サークルでの生活に切り替えました。
今まで自由にしていたのに行動が制限されてストレスにならないかな、と心配していましたが、本人(犬)それほど違和感は感じていなかったようで、結果として、安全性が大きく向上。私たち飼い主も安心です。
徘徊対策②|角と隙間をなくす
サークル内でも、最初は問題がありました。柵の間が7cmほどあるサークルだったのですが、柵の隙間にマズルが入り込んで動けなくなってしまい、パニックになって鳴くことが頻発しました。
そこで、
- サークル内をダンボールで囲って隙間をなくす
- 角をできるだけなくす
といった工夫をしました。
最初はテスト的にダンボールで囲っていたのですが、ペットボトルのダンボールは丈夫だけど硬すぎず、かつ、汚れたらすぐ交換できるため使い勝手が良く、結果的に今もこの方法を続けています。
円形のボールプールやソフトゲージの使用も考えたのですが、うちの子は歩きながら壁にドスンと倒れ込んだり寄りかかることが多いので、頑丈な方が安心と思い、しっかりしたサークル+ペットボトルの段ボールを使っています。
「ぶつかる・挟まる」を防ぐことがとても重要だと感じています。
ちなみに、サークル内の床には、ホームセンターで購入したキッチンマットを敷いています。キッチンマットは非常に丈夫で、汚れも簡単に拭き取れます。そして最近のキッチンマットは低反発素材だったりするので老犬の脚への負担も少なく、老犬介護には最適、と密かに思っています。

徘徊対策③|無理に止めず、安心させる
犬が徘徊しているときに無理に止めようとすると、かえって不安が強くなるのか、ひどく鳴いたりします。
そのため我が家では、
- 落ち着くまで抱っこする
- トントンとさする
- 声をかける
といった方法で、落ち着かせるようにしています。
「止める」より「安心させる」ことを意識しています。

徘徊対策④|生活リズムを整える
徘徊と夜鳴きはセットで起こることが多く、生活リズムの影響も非常に大きいと感じています。
実際に、
- ご飯をなかなか食べ終わらないので出しっぱなしにしていた時期
→ 夜の徘徊、夜鳴きが悪化 - ご飯の時間を管理するように変更
→ 夜落ち着いて寝てくれることが増えた
という変化がありました。
また、日中決まった時間の適度なお散歩も効果的です。適度に疲れさせて夜寝る、という生活リズムを整えるのに役立っていると実感しています。
生活リズムの改善は、徘徊対策としても効果的です。
※夜鳴きについては別記事で詳しくまとめています。

徘徊は完全には止められない
いろいろな対策をしてきましたが、徘徊自体を完全に止めることはできません。
ただ、
- 危険な状況を防ぐ
- 落ち着く時間を増やす
ことはできています。
まとめ|安全な環境づくりが最も大切
シニア犬の徘徊は、見ていて不安になる行動ですが、多くの場合は加齢による自然な変化です。
我が家で実感しているのは、
- 行動範囲をコントロールする
- 角や隙間をなくす
- 安心できる環境を作る
- 生活リズムを正してあげる
この4つが特に重要だということです。
今でも夜中に呼ばれて対応するのは大変なこともありますが、対策ができていなかった以前の状態に比べると、だいぶラクになりました。
犬が落ち着いてくれば、私たち飼い主側も安心して余裕ができてきます。そして余裕が出てくれば、かわいい愛犬との残りの時間を、より愛情溢れたものにできると思っています。
ちなみに、この文章を書いている今日は雨。お散歩が難しそうです。
今日の夜はぐるぐる歩いて鳴くかもしれません。。。
この記事が少しでも、同じように悩んでいる方の参考になれば嬉しいです。


