犬の夏の散歩で肉球を守るグッズと注意点

paw ケアグッズ

夏の犬の散歩で肉球を守る一番の対策は、犬用靴や肉球クリームなどのグッズを使うことよりも、まず熱い地面を歩かせないことです。

真夏のアスファルトは50〜60℃以上になることがあり、犬の肉球はやけどやひび割れ、擦り傷などのトラブルを起こすことがあります。

とはいえ、毎日の散歩や排泄、気分転換も大切ですよね。

この記事では、犬の夏の散歩で肉球を守るために、散歩前のチェック方法、肉球やけどのサイン、犬用靴・肉球クリームなどのグッズの選び方をまとめます。

※公益財団法人 日本動物愛護協会、獣医師さん監修記事、動物病院の解説、ペット関連企業のWebサイトなどを参考にしながら分かりやすくまとめています。参照元はこちら

この記事でわかること

  • 夏の犬の散歩で肉球を守る基本対策
  • アスファルトが熱いか確認する方法
  • 肉球やけど・擦り傷・剥がれのサイン
  • 犬用靴、ソックス、肉球クリームの選び方
  • 肉球に怪我があるとき散歩してもよいかの目安

 

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夏の犬の散歩で肉球を守るには、まず熱い地面を歩かせない

夏の犬の散歩で肉球を守るなら、最初に考えたいのはグッズを使うことではなく、熱い地面を避けることです。

犬用靴や肉球クリームは便利な補助グッズですが、真夏の熱いアスファルトを安全に歩かせるための万能アイテムではありません。

真夏のアスファルトは50〜60℃になることがあり、犬の肉球もやけどをしてしまう危険性があります。

夏の散歩では、まず次のポイントを順番に確認してみてください。

  • 地面が熱くない時間を選ぶ
  • アスファルトではなく、土・芝生・日陰を歩く
  • 散歩前に地面を手で触って確認する
  • 必要に応じて犬用靴や肉球クリームを使う
  • 暑すぎる日は無理に散歩しない

夏の散歩時間や、暑い日に散歩へ行くか迷うときの判断は、こちらの記事でも詳しくまとめています。

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アスファルトが熱いかは手で数秒触って確認する

散歩前には、飼い主さん自身の手の甲や手のひらをアスファルトに数秒当ててみましょう。

5秒ほど触っていられないくらい熱いなら、犬の肉球にも危険です。

特に注意したいのは、夕方です。

日が沈みかけて空気が少し涼しくなっても、アスファルトには日中の熱が残っていることがあります。夕方5時、6時でも安心とは限りません。

お天気ナビゲータの「犬のおさんぽ予報」のように、路面温度を確認できるサービスを活用するのも一つの方法です。

散歩するなら早朝・夜・日陰・土や芝生を選ぶ

夏の散歩は、早朝や日が沈んで地面の熱が落ち着いた時間帯を選びましょう。

ただし、夜でもアスファルトが熱い日があります。出発前の地面チェックは毎回した方が安心です。

歩く場所は、できるだけ次のような道を選びます。

  • 芝生
  • 土の道
  • 木陰の多い道
  • 公園内の涼しいルート

反対に、アスファルト、マンホール、砂浜、コンクリートのベランダなどは熱を持ちやすいので注意してください。

Dog walking on the grass

 

犬の肉球がやけど・怪我をしたときに見られるサイン

犬の肉球トラブルは、見た目だけでは分かりにくいことがあります。

黒や茶色の肉球は赤みが見えにくく、表面は大丈夫そうに見えても、熱の影響が深い部分まで進んでいる場合もあります。

夏の散歩後は、肉球の色や形だけでなく、歩き方や舐める様子も確認しましょう。

肉球やけどが疑われるサイン

次のような様子があるときは、肉球やけどや炎症の可能性があります。

  • 肉球が赤い、腫れている
  • 水ぶくれがある
  • 肉球が熱っぽい
  • 皮がむけている
  • 歩きたがらない
  • 足を引きずる
  • 足裏をしきりに舐める、噛む

強く痛がる、水ぶくれがある、出血している、歩けないほど嫌がる場合は、早めに動物病院へ相談してください。

擦り傷・ひび割れ・剥がれがあるときの対処法

肉球に出血、痛み、皮の剥がれ、強い赤みがあるときは、無理に散歩しない方が安心です。

特に、犬が気にして舐め続けている場合や、歩き方がいつもと違う場合は、散歩を休んで動物病院へ相談しましょう。

軽い乾燥やカサつき程度であれば、足を清潔にして保湿し、地面の熱や摩擦を避けながら様子を見ることもあります。

ただし、治りかけの肉球は刺激に弱いです。アスファルトや砂利道は避け、短時間・柔らかい道を選んでください。

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夏の散歩で肉球を守るグッズの種類

夏の犬の散歩で肉球を守るグッズは、大きく分けると次の3つです。

  • 地面から直接守るもの
  • 乾燥やひび割れをケアするもの
  • 歩かせる時間を減らすもの

具体的には、犬用靴・ソックス、肉球クリーム・バーム、肉球保護スプレー、ペットカートなどがあります。

ここでは、選び方と使うときの注意点を中心に紹介します。

犬用靴・ドッグブーツ・ソックス

犬用靴やドッグブーツ、ソックスは、熱い地面や砂利、小さなガラス片などから肉球を守りやすいグッズです。

ただし、犬にとっては足に何かを履くこと自体が大きな違和感になることがあります。

選ぶときは、次の点を確認しましょう。

  • 足に合うサイズか
  • 通気性があるか
  • 滑りにくいか
  • 脱げにくいか
  • 長時間履かせても蒸れにくいか

いきなり外で履かせるのではなく、まずは室内で短時間だけ試すのがおすすめです。

嫌がる場合は無理をせず、散歩時間やルートの変更、カートの利用、帰宅後の肉球ケアで補いましょう。

夏用の犬の靴には、通気性を考慮した商品も多いです。サンダルタイプやメッシュ素材のものだと、蒸れにくく安心ですね。

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肉球クリーム・バーム・保護スプレー

肉球クリームやバーム、保護スプレーは、乾燥やひび割れが気になる犬のケアに役立つグッズです。

散歩後に足をきれいにして、肉球と指の間をしっかり乾かしてから、薄く塗る・吹きかけるように使います。

選ぶときは、犬用で、舐めても安全性に配慮されたものを選びましょう。人間用のクリームや化粧品には、香料、エタノール、防腐剤など、犬の皮膚や口に合わない成分が含まれることがあります。

クリームタイプは油分が多く保湿力が高いため、カサカサやひび割れが特に気になる場合におすすめです。塗りすぎるとベタついて汚れが付きやすくなることもありますので、少量を薄く伸ばすくらいで十分です。

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一方、スプレータイプは、一般的にはクリームタイプほどの油分はなくサラッとしているため、手軽にケアができます。

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保護スプレーやワックスは、商品によって保湿用、滑り止め用、汚れ防止用など目的が違います。説明を確認し、肉球に傷や炎症があるときは、使用前に動物病院へ相談してください。

 

ワセリンは犬の肉球に使ってもいい?

ワセリンは保湿目的で使われることがありますが、犬が舐め続ける、赤みや傷がある、皮が剥がれているような状態では、自己判断で塗り続けない方が安心です。

特に、やけどや炎症が疑われるときは、まず動物病院へ相談しましょう。

日常ケアとして使う場合も、犬用の肉球クリームや、犬が舐めることを想定して作られた保湿剤を選ぶ方が使いやすいです。

ペットカート・スリング

ペットカートやスリングは、肉球を直接守るグッズではありませんが、熱い地面を歩かせる時間を減らせます。

老犬、体力が落ちている犬、短時間しか歩けない犬、通院などで日中に移動が必要な犬には便利です。

ただし、カートの中も暑くなります。

日陰を選ぶ、保冷マットを使う、水分補給をする、風通しを確保するなど、カート内の暑さ対策も忘れないようにしましょう。

 

肉球を守るグッズの選び方

肉球グッズは、見た目や価格だけで選ぶと失敗することもあります。愛犬の性格、足のサイズ、散歩コース、年齢に合わせて選びましょう。

愛犬の足に合うサイズを選ぶ

犬用靴やソックスは、サイズが合わないと歩きにくくなります。

小さすぎると痛みや擦れの原因になり、大きすぎると脱げたり転倒したりすることがあります。

前足と後ろ足でサイズが違う犬もいるため、必ず購入前に足の幅や長さを測っておくようにしましょう。

嫌がる犬には無理をさせない

靴やソックスを嫌がる犬は多いです。その場合は、無理に履かせるより、まずは室内で数分だけ慣らすところから始めましょう。

どうしても嫌がるなら、靴以外の方法で肉球を守ります。

  • 散歩時間を早朝や夜にする
  • 土や芝生の道を選ぶ
  • 短時間で切り上げる
  • ペットカートやスリングを使う
  • 散歩後に肉球ケアをする

グッズを使うことがストレスになってしまうなら、愛犬に合う別の方法を選ぶようにしましょう。

夏は通気性と蒸れに注意する

犬用靴やソックスは肉球を守る一方で、蒸れやすい面もあります。

特に夏は、履かせっぱなしにしないことが大切です。

散歩後は靴を脱がせ、足裏や指の間を確認して、湿っていたらしっかり乾かしましょう。

湿気や汚れが残ると、皮膚炎やかゆみの原因になることがあります。

成分・安全性・洗いやすさを見る

肉球クリームやバームは、犬用、低刺激、無香料、舐めても安全性に配慮されたものを選びましょう。

毎日使うなら、ベタつきにくさや保管のしやすさも大切です。

靴やソックスは、洗えるか、乾きやすいかも確認しておくと続けやすくなります。

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肉球を守るために散歩後にやること

夏の肉球対策は、散歩前・散歩中だけで終わりではありません。帰宅後のチェックとケアまで含めて、肉球を守る習慣にしましょう。

足裏と指の間をやさしく拭く・洗う

散歩後の足裏には、砂、ほこり、細かいゴミ、場合によっては除草剤などが付いていることもあります。

ぬるま湯で軽く洗うか、ペット用のウェットシートでやさしく拭きましょう。

指の間も汚れが残りやすいので、忘れずに確認します。

しっかり乾かしてから保湿する

足を洗った後は、肉球と指の間をしっかり乾かします。

濡れたままにすると蒸れやすく、皮膚トラブルにつながることがあります。

乾燥やひび割れが気になる場合は、犬用の肉球クリームを薄く塗ってケアしましょう。

異常があれば散歩を休んで動物病院へ

赤み、腫れ、出血、水ぶくれ、皮の剥がれ、強い足舐め、歩きたがらない様子がある場合は、散歩を休ませます。

肉球は歩くたびに刺激を受ける場所なので、悪化させないことが大切です。

軽そうに見えても、痛がる様子があるなら動物病院へ相談しましょう。

 

冷やすグッズ・給水グッズも組み合わせると夏の散歩は安全にしやすい

肉球を守ることは大切ですが、夏の散歩対策はそれだけでは足りません。

犬は地面の熱だけでなく、照り返し、脱水、熱中症のリスクも受けます。

そのため、肉球対策とあわせて、体を冷やすグッズや給水グッズも準備しておくと安心です。

体を冷やすグッズについては、こちらで詳しくまとめています。

犬の夏の散歩グッズ①|冷やす対策と選び方
犬の夏の散歩で使える冷やすグッズを紹介。クールベスト、クールバンダナ、ネッククーラー、保冷剤タイプの選び方や注意点を、熱中症対策とあわせて分かりやすく解説します。

散歩中の水分補給や給水ボトルの選び方は、こちらも参考にしてください。

夏の犬の散歩グッズ②|給水ボトルと水飲みの選び方
犬の夏の散歩に必要な給水グッズを解説。携帯用ボウル、給水ボトル、シャワー付き2WAYタイプ、百均やリッチェル商品の選び方、水を飲ませるタイミングまで紹介します。

 

まとめ|犬の夏の散歩は「歩かせない判断」と「肉球ケア」で守ろう

夏の犬の散歩で肉球を守るには、まず熱い地面を歩かせないことが大切です。

真夏のアスファルトは50〜60℃以上になることがあり、犬用靴や肉球クリームだけで完全に防げるものではありません。

散歩前には地面を手で触って確認し、熱いと感じたら時間を変える、土や芝生を歩く、無理なら散歩を休む判断をしましょう。

そのうえで、犬用靴・ソックス、肉球クリーム、ペットカートなどを愛犬に合わせて取り入れると、夏の散歩をより安全にしやすくなります。

散歩後は、肉球と指の間を見て、拭く・乾かす・必要なら保湿するところまでセットで続けていきましょう。

paw prints

 

参考文献・サイト

・公益財団法人 日本動物愛護協会「熱中症について」
https://jspca.or.jp/necchusho/about/about05.html

・ピースワンコ・ジャパン「夏の犬のお散歩は要注意!夏に起こる肉球トラブルの原因から自宅ケアまで詳しく解説【獣医師監修】」
https://wanko.peace-winds.org/journal/39497

・J-CASTニュース「炎天下の犬の散歩、『肉球』は『やけど』しないの? 獣医に聞いた」
https://www.j-cast.com/2019/08/11364684.html?p=all

・一般社団法人 全日本動物専門教育協会「夏の肉球ケアも大切に」
https://www.pet-no-shikaku.com/info/8979

・ワンクォール「地面55℃以上は散歩ダメ! 夏のアスファルトは愛犬の肉球やけどに要注意【獣医監修】」
https://magazine.cainz.com/wanqol/articles/paw-burn

・大垣南どうぶつ病院「犬の熱中症・肉球の火傷とは?原因と対策!」
https://www.oogaki-minami.com/blog/prevention-of-heat-stroke.html

・ハート動物クリニック 犬猫医療センター「夏のお散歩に潜む危険」
https://heart-ac.com/useful-information/%E5%A4%8F%E3%81%AE%E3%81%8A%E6%95%A3%E6%AD%A9%E3%81%AB%E6%BD%9C%E3%82%80%E5%8D%B1%E9%99%BA/

・日本気象株式会社「路面温度予測による『犬のおさんぽ予報』の提供を開始しました」
https://n-kishou.com/corp/news/contents/news200803/

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